先週一連の公演をキャンセルしたザ・リバティーンズだが、その理由はピート・ドハーティの深刻な不安発作だったことが明らかになっている。
ピート・ドハーティは9月10日の夜にロンドンでの公演を突如キャンセルしている。この日の公演は予定されていた開始時間の2時間後にキャンセルされ、同時に翌日のマンチェスターでの公演も延期され、「BBC Radio1」への出演も中止された。
バンドのサイト「Albion Rooms」では、9月14日に新たな声明が発表され、ピート・ドハーティの容体の緊急性が説明されている。
「ピーターは先週木曜のエレクトリック・ボールルームでの公演前に深刻な不安発作に襲われました。このようなときは不安の原因から遠ざかることが理想的な対処メカニズムです。そのため、ピーターは金曜早朝にコンヴェントリー近くのホテルへ移動し、助けてくれる友人たちと時間を過ごしました」
「マンチェスター公演のキャンセルはピーターの決断ではなく、ピーターの安定がその他の治療と同様に優先事項だと判断したマネージメント側によるものです。一時的に舞台から離れることでメンバーはベルリンでの公演を予定通り行うことができました。アルビオンの旅は続いていきます……」
「公演のキャンセルに落胆した方たちのために、日程の組み直しを行っています。新しい公演日は近日中に発表されますのでお待ちください」
さらに、ドハーティのカウンセラー、ダイラン・カーはドハーティの症状についてコメントしている。
「不安神経症は大変気付きにくく、偏見の目で見られており、時には目立った外的兆候がまったく見られないこともあります。これは完全に心理的経験によって起こるもので、患者はこの気持ちを取り払うために必要なことは、何でもやらなくてはなりません。ピーターが普通の生活を送ろうとしていることは良いことです。リハビリ施設ではストレスに対する反応を利用するように指導されますが、外の世界から隔離されるよりも、ストレスを避けながら日常生活に戻る方が良いのです」
「不安神経症はこの国でも大勢の人々を悩ませています。しかしながら、この症状が問題視されることは少なく、非難されることを恐れて隠す人も多いのです。このように問題を隠すことで状況は更に悪くなります。しかし、この症状は時と共にある程度回復します。MINDなど、患者を助けアドバイスを行う素晴らしい組織がたくさんあります」
ザ・リバティーンズは先週の9月11日にニュー・アルバム『リバティーンズ再臨(Anthems For Doomed Youth)』を発売している。
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