チャーチズのシンガーであるローレン・メイベリーは「#MeToo」キャンペーンについて語り、女性蔑視への進歩があることは喜んでいるものの、対話を基にした行動が必要だと述べている。
ローレン・メイベリーは「#MeToo」のムーヴメントが起きるずっと前からフェミニズムを主張したことで過去に性差別主義者にネット上で批判される事態を生んでいた。今回、多くの期待が寄せられている3作目のリリースを控えるなか、彼女は女性蔑視についての議論が行動に移されるべきだとしている。
「みんなが声を上げるのはとてもいいことよ、でも、これからの数年間に期待したいのは、みんなが口先だけではなく実際に行動に移すことなの」と彼女は「ピッチフォーク」に語っている。「この件については本当に多くの人が正直になってきているけれど、ニッチなものだと決めつけるために利用している人もいるわけで、それってめちゃくちゃよね」
ローレン・メイベリーは、「#MeToo」のメッセージが、白いバラを身につけるような「象徴的なジェスチャーから行動」へと転じない限り、この社会が人の扱い方を変えることはなく、今回の運動も「リップ・サービス」に過ぎないと述べている。
「多分、そうなれば私の仕事もやりやすくなるわ」と彼女は続けている。「5年前は私を娼婦と呼ぶような行為にも多くの賛辞が寄せられていたわ。多分、正々堂々意見を述べたからって娼婦と呼ばれることもなくなるでしょうしね。それなら進歩だと思う」
彼女は次のように続けている。「これまでの数枚のアルバムで『これをやってることに疲弊してしまう時が絶対に来るんだろう』って思う時があったの。バンドをやってることにでもなく、そうしたことを口に出すことでもなく、明確にものを言うことで、批判を受ける人間であることに疲弊してしまいそうだったのよ。人間だもの、とても傷つくわ。パフォーマーである前に人間なのよ」
チャーチズは先週、ザ・ナショナルのマット・バーニンガーが参加した新曲“My Enemy”を公開し、ニュー・アルバム『ラヴ・イズ・デッド』の詳細を発表している。
チャーチズにとって通算3作目となる新作は5月25日にリリースされる。アルバムについてローレン・メイベリーは「世界には素晴らしいこともあれば、ひどいこともあって、どちらか片方を手にすることはできないという事実と折り合いをつける」作品だと述べている。
イアン・クックは次のように続けている。「僕らは混乱しているし、世界も混乱している。でも、結末はまだ省略されているわけでね。それが『ラヴ・イズ・デッド』なんだ。例えば、僕らはどうやってここまで辿り着いたのか? ここからどうやって進んでいくのか? それが『ラヴ・イズ・デッド』なんだよ。僕らは混乱している。じゃあ、次は?っていうね」
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