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ゴメスはマーキュリー・プライズを受賞したデビュー・アルバム『ブリング・イット・オン』について最初のリリースから20周年を記念して再発することを発表している。

計4枚のCDからなる再発盤は4月18日にリリースされ、リマスターされたアルバム、レアなデモ音源を含む35の未発表トラック、そしてBBCライヴと1998年のグラストンベリー公演のライヴ音源が収録される。

また2枚組のアナログ盤もリリースされるという。

「こうも完璧にあの時期を捉えた作品はないよ」とエルボーのガイ・ガーベイは今回のリリースに際して述べている。

「曲の持つ不安。物語、実験的なサウンド。当時はどのバンドにとっても自分を出すことは勇気のいることだったんだ。音楽を作ることに夢中で、向上心があって懐の深い友人同士だったからこそ、バンドの率直で希釈されていない独白が可能になったんだ。僕らにも自分を出す勇気を与えてくれることになったんだ。でも、最初にやったのは彼らであり、マーキュリー・プライズの歴史でも最も受賞に値する作品だよね。息を飲むほど野心的で、愛をもって制作された傑作だよ。『ブリング・イット・ザ・ファック・オン』と呼ぶべきだね」

バンドの初期の支持者だったBBCラジオ1のスティーヴ ・ラマックは次のように述べている。「ゴメスは現れるべくして現れたんだ」

「ブリットポップが自己崩壊した後、(僕の番組)『イヴニング・セッション』には大きな穴が空いてしまったようになって、それを埋めるものが待たれていたんだ。でも、そこで目にすることになったのは、ブリットポップ期の商業性への反発とみんなが様々な風変わりな逸脱したものへと向かう姿だった。オーディエンスは数年前では受け入れなかったサウンドを受け入れるようになっていたんだ」

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