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ニール・ヤングは新たにリリースするライヴ・アルバム『ロキシー:トゥナイツ・ザ・ナイト・ライヴ』の詳細を発表している。

このライヴ・アルバムは1973年9月20日から22日にわたってロサンゼルスのロクシーでのパフォーマンスを収録したものとなっている。

限定の2枚組アナログ盤はレコード・ストア・デイの4月21日にリリースされ、こちらにはロクシーのライヴ写真のプリントが同梱されるという。アナログの通常盤、CD、デジタルは4月24日にリリースされる予定となっている。

ニール・ヤングはサンタ・モニカ・フライヤーズを率いてロクシーのオープニングとなる公演を行っている。パフォーマンスのうちの9曲は、1975年にリリースされることになる『トゥナイツ・ザ・ナイト』の楽曲となっている。

ニール・ヤングはこのパフォーマンスについて以前に次のように語っている。「僕らは(スタジオで)1ヶ月前に『トゥナイツ・ザ・ナイト』の曲をやっていたから、曲をよく分かっていたんだよね。それで、もう一度演奏してみたんだよ。アルバムを最初から最後までね……一晩に2セットを、数日間にわたってやったんだ。素晴らしい時間だったよ」

アルバムのトラックリストは以下の通り。

“Tonight’s The Night”
“Mellow My Mind”
“World On A String”
“Speakin’ Out”
“Albuquerque”
“New Mama”
“Roll Another Number (For The Road)”
“Tired Eyes”
“Tonight’s The Night”
“Walk On”

ニール・ヤングは2014年に自身が手がけたダウンロード・ストアと連動したハイレゾの音楽プレイヤー「PONO」について、事業が軌道に乗らなかったのはレコード会社のせいだと主張している。

ニール・ヤングは2014年、クラウドファンディングで620万ドル(約6億8千万円)の資金を調達して、ダウンロード・ストアと連動したハイレゾ音楽プレイヤーである「PONO」をスタートさせていた。
ニール・ヤングは当時、「音楽のサウンドを救うため」に同サービスを立ち上げたものの、ニッチな事業であったこともあり「PONO」は彼が想定していたほど軌道には乗らず、2016年7月にダウンロード・ストアは閉鎖されている。

ニール・ヤングは今回、「PONO」が軌道に乗らなかったことについて、レコード会社が値段を高騰させたためだと批判している。

「レコード会社が『PONO』を殺したんだ。MP3プレイヤー用のハイレゾ音源の2倍から3倍の金額を要求することによってね」とニール・ヤングは『シカゴ・トリビューン』紙に語っている。「誰が3倍の値段を払うっていうんだろうね?」

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