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ミューズのフロントマンであるマシュー・ベラミーはデジタル・テクノロジー時代のロック・ミュージックについて語り、ロック・バンドは「片足を過去に突っ込んでいる」と語っている。

ミューズは2月15日に最新シングル“Thought Contagion”をリリースしており、楽曲ではリズム・マシーンとトラップの要素が用いられている。

「ギターはリード楽器というよりもむしろ、テクスチャーのための楽器になったんだよ」とマシュー・ベラミーは「BBC」に語っている。「僕はそれをおそらくいいことだと思っていてね。今の時代の音楽の素晴らしいところは、1つの曲の中でクラシックをヒップホップやロックとミックスさせることができるっていうことなんだ」

「ロック・バンドは、ギターやベース、ドラムといった楽器を演奏するけど、ちょっと片足を過去に突っ込んでいるんだよね」

マシュー・ベラミーはまた“Thought Contagion”についてバンドにとって「TR-808のベース・ドロップ」を使った「初めて」の曲だとして、「現在進行系のことに注目している」と語っている。「今まさに生まれている音楽でクールに思ったものから影響を受けてきたわけでね」とマシュー・ベラミーは語っている。「それはいつだって重要なんだ」

マシュー・ベラミーはまた最近の音楽シーンにおける「時代をブレンドさせる」手法について面白い現象だと語っている。「ジャンルって審美的なこだわりと機能して、音楽だけじゃなく、服装だったり、どんな友人と付き合うかっていうことにまで影響していたわけだけどさ」

「そういう時代は終わったと僕は感じていてね」とマシュー・ベラミーは語り、アーティストは異なる時代をミックスさせるようになったと説明している。

「ラナ・デル・レイみたいなアーティストを見てみるとさ、1950年代を舞台にしたようなサウンドの曲をやっているけどさ、でも、彼女が歌っているのはビデオ・ゲームについてなんだ」と彼は語っている。「興味深い時代だよね。時代をブレンドさせて、どの時代にも属さないようなタイムレスなものを作り出すんだ。そして、それは優美で特別なものになるっていうね」

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