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ミューズは期待の寄せられている初期の作品をまとめたリイシュー作品の進捗状況について語っている。

ミューズは昨年、初期の2作品『ショウビズ』と『オリジン・オブ・シンメトリー』の楽曲にデモやレア音源を加えた「自伝的」な作品をリリースする予定であることを明かしていた。

「Beats1」のマット・ウィルキンソンの番組に出演したミューズはインタヴューの中で、このプロエクトについて現在「未知の状態」にあり、「現在も進行中」であると語っている。

「『ショウビズ』には本当に初期のデモが存在する曲があるんだ。それと、“Plug In Baby”の初期バージョンというのもあって、実はかなり古い曲なんだけど、ファースト・アルバムには入らなかったんだよね」とドラマーのドミニク・ハワードは語り、マシュー・ベラミーはそのデモが象徴的なあの曲のリフを除けば、最終型とかなり近いものになっているとしている。

ドミニク・ハワードは次のように続けている。「コードだけがあって、その曲についていくつか違うバージョンをやっていたんだ。つまり僕たちはそういうレコーディングをやってたから、初期の本当に古いライヴ・レコーディングした音源を発見したんだよ。ちゃんと聴けるものかどうかを今ちょうど議論しているところなんだ! 最終的には実現すると思うんだけどね。これをやる上で重要なのは、16歳ぐらいの時にバンドを始めてから『オリジン・オブ・シンメトリー』に至るまでの、音楽的な進歩や過程を辿ったりすることにあるんだ。だから、これは古い映像や音楽、様々な断片、学校時代の馬鹿げた写真とかで構成される大きなタイム・トンネルみたいなものになるんだよ」

お蔵入りされている未発表の音源の存在について訊かれると、マシュー・ベラミーは次のように応じている。「“Soaked”っていう『アブソルーション』に収録するためにやった曲があるんだけどね。だけど、エルトン・ジョンの曲みたいな感じでね、ピアノとストリングスとみたいなさ。何ていうかとてもソフトで美しい曲でさ。まるで80年代後期のエルトン・ジョンなんだよ。いい曲ではあったんだけど、ミューズには合わない曲だってことで全員一致してね。レコーディングはしたけど、お蔵入りになったんだ。そしたら、アダム・ランバートが最終的に自分のアルバムのための曲としてレコーディングをすることになったんだよ。彼は自分なりのバージョンでやったわけだけど、僕らのバージョンも倉庫のどこかにまだ眠ってるはずだよ」

ミューズは今週、名曲“Plug In Baby”のタイトルの由来について明かしている。

ミューズは先週、最新シングル“Thought Contagion”をリリースし、今年のNMEアウォーズでは最優秀フェスティバル・ヘッドライナー賞を受賞している。

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