ポール・マッカートニーは今年の「ウルフ賞」の音楽部門を受賞したことが明らかになっている。
ウルフ賞はイスラエルの外交官、リカード・ウルフが1978年に設立した賞で、農業、化学、数学、医学、物理学、芸術の6部門で目覚ましい功績を残した人物を毎年表彰しており、過去の受賞者がその後にノーベル賞を受賞しているケースが多いことから「ノーベル賞の前哨戦」とも呼ばれている。
ウルフ賞を主催するウルフ財団はポール・マッカートニーについて「歴代で最も偉大なソングライターの1人」と評している。
音楽部門ではハンガリー出身の指揮者であるアダム・フィッシャーの受賞も決まっている。ウルフ財団はアダム・フィッシャーについて、「影響力のある指揮者であり、雄弁な人権保護活動家」であると評している。
また、今年の科学部門では米カリフォルニア大学のオマー・ヤギー教授との共同研究で、東京大学の藤田誠教授がウルフ賞を受賞したことも明らかになっている。受賞理由としては「大きな空孔をもつ錯体の創出につながる金属駆動集合の原理解明」が挙げられている。
ウルフ財団は、受賞者にそれぞれ10万ドル(約1,070万円)の賞金を授与している。主催者によれば、財団はすでにポール・マッカートニー側に受賞の一報を知らせているという。現時点では、5月にイスラエルで行われる授賞式にポール・マッカートニーが出席するかは明らかになっていない。
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