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ジェンダーと世代別での音楽の趣味に関する新たな調査によれば、レディオヘッドの“Creep”は38歳の男性に最も人気があるという。

セス・スティーヴンス・ダヴィドヴィッツは『ニューヨーク・タイムズ』に寄稿した文章のなかで、ブルース・スプリングスティーンの『明日なき暴走』について自身は好きなのに、弟は好きじゃないと意見が別れたことから、今回の調査が始まったと説明している。

「なぜ弟と私は音楽で意見が合わないのか、データが明らかにしてくれると私は考えたのです」と彼は述べている。「特に生まれた年が自身の聴く音楽に与える影響がどれだけのものか、世代が違うと音楽に対する趣味がどれだけ異なるのか、見てみたかったのです」

セス・スティーヴンス・ダヴィドヴィッツはスポティファイのデータで年齢別に最も聴かれている楽曲を解析し、女性は13歳の時に聴いた音楽に最も強く影響を受けるとのことで、男性は14歳の時に聴いた音楽が大人になっての音楽の趣味に影響を与えるという。

今回の調査によれば、レディオヘッドの“Creep”は他の年齢やジェンダーに較べて、38歳の男性に最も人気があるという。“Creep”は38歳の男性にとって164番目に人気の曲だったが、その前後10年に生まれた世代では上位300曲にも入らなかったという。38歳の男性は“Creep”がリリースされた1993年は14歳だったことも指摘されている。

セス・スティーヴンス・ダヴィドヴィッツはザ・キュアーの“Just Like Heaven”が41歳の女性に最も人気がある曲であることを発見しており、これはリリース当時11歳になるという。また38歳の男性は1997年発表のサヴェージ・ガーデンの“Truly Madly Deeply”も、他の年齢やジェンダーに較べて好んでいるという。

「今回の調査は大人になった私たちの多くが思春期の最初の段階で魅了された楽曲から離れられないことを示しています」と彼は述べている。

調査のページはこちらから。

https://www.nytimes.com/2018/02/10/opinion/sunday/favorite-songs.html

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