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行方不明となっているマニック・ストリート・プリーチャーズのギタリスト&作詞家、リッチー・エドワーズの家族は失踪についての「新たな事実」が浮上してきたことを明かしている。

リッチー・エドワーズは1995年2月1日、27歳の時にロンドン中心部のエンバシー・ホテルから失踪している。彼はホテルを朝7時にチェックアウトしており、彼の車はまもなくして有料道路のセヴァーン・ブリッジの近くで見つかっている。失踪後、世界各地から目撃情報が寄せられたものの、リッチー・エドワーズは2008年に正式に亡くなったと見なされている。彼は長年にわたって自身の鬱と闘っていた。

リッチー・エドワーズの妹であるレイチェル・エリアスは、リッチー・エドワーズと共に他の行方不明者も探す活動を続けており、今回、その足取りについて真実を示す新たな証拠があったと述べている。

「私たちはリチャードがセヴァーン・ブリッジを午後2時55分に渡ったと言われてきました」と彼女はITVに語っている。「そして、2時55分を示す料金所のレシートがありましたから、ホテルを出てから橋を渡るまで、同じ日の中で約8時間の開きがあると信じることになりました」

「しかし、その打刻機を作った人物を調べて、24時間表記だったかどうか尋ねたところ、ずっと24時間表記だったことが分かったのです。つまり、2時55分とは午前2時55分になります」

彼女は次のように続けている。「そうすると、あの日彼を見たという何人かの人々の時間について、意味を失うことになります」

「新たな捜査・検証の線が浮かび上がることを願っています。というのも、これはあらゆることを覆す決定的な証拠であり、もう一度確認してみる必要があるのです」

レイチェル・エリアスは、失踪した人の家族で構成される合唱団「ザ・ミッシング・ピープルズ・クワイアー」に参加している。2014年にこの合唱団では失踪者を探すための非営利団体「ザ・ミッシング・ピープル」へのチャリティを募るため、“I Miss You”をレコーディングしている。

“I Miss You”はピーター・ボクセルによって書かれた曲で、彼の息子のリー・ボクセルは1988年に南ロンドンのサットンで行方不明になっている。曲には次のような一節がある。「君がいなくなるなんて思いもしなかった/いつだってここに私といて安全だと思ってた……おそらく明日も君を探すために目を覚ますのだろう」

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