キース・リチャーズは、父親の遺灰を吸ったとされているが、娘たちにも自分の遺灰を吸うように勧めているという。
ザ・ローリング・ストーンズのギタリストであるキース・リチャーズは、2007年に「今まで吸ったことのある一番おかしなものは何かって? 親父だよ。俺は親父を吸った」と『NME』に語って、見出しを飾っている。
キース・リチャーズはこう続けている。「親父は火葬されたんだけど、ちょっとだけ(灰を)すりつぶして吸ってみたいって気持ちに抗えなかったんだ。親父は全然気にしてないだろうよ。どうでもいいと思ったはずさ。かなりうまくいったし、俺もまだ生きてるしね」
後に、キース・リチャーズは「親父の遺灰を開けたら、少しテーブルの上に散らばったんだ。『どうしようか? ゴミ箱とほうきで冒涜しちまうのか?』って考えたよ。それで指を濡らして親父を少しすくって、鼻で吸い込んだんだ。残りはオークの木の周りにまいたよ」と明かしている。
そして、キース・リチャーズは現在、30歳のセオドラと28歳のアレクサンドラという2人の娘たちにも、同じ儀式を行うことを望んでいるという。『ザ・ミラー』紙によれば、「俺は彼女たちにストローをやったんだ」と語っている。
また、キース・リチャーズは23年ぶりのソロ・アルバムとなる『クロスアイド・ハート』を9月18日にリリースする。アルバムについてキース・リチャーズは「ソロ・アルバムを作るつもりはなかったんだ。いつでも『自分はローリング・ストーンズの人間で、誰かが抜けることなんてありえない!』と思っていたからね。と同時に、我々にはもう何年も自由な時間があって、自分は仕事がしたかったんだ」と語っている。
『クロスアイド・ハート』は、1988年発表の『トーク・イズ・チープ』、1992年発表の『メイン・オフェンダー』に続き、キース・リチャーズにとって3枚目のソロ・アルバムとなる。
またキース・リチャーズは、ザ・ローリング・ストーンズが来年から新作の制作に取りかかると話している。
『エンタテインメント・ウィークリー』のインタヴューで、キース・リチャーズは、ツアーの日程を終えたら、できるだけ早くバンド・メンバーとレコーディング・スタジオに入りたいと語っている。「ストーンズでスタジオに入ろうとしているところなんだ。だけど、今年については、正直に言ってどうなるか分からないけどね」
さらにキースはこう続けている。「(来年の)2月と3月で南アフリカの公演を終えたら、4月にはスタジオに入りたいんだ。だけど、他の連中のことも分かってるからね。やつらはツアーを終えたら、なんにもやりたくないだろうな」
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