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ニルヴァーナのベーシストであるクリス・ノヴォゼリックが、カート・コバーンが自殺を図った当時、ヘロインのために正気を失っていたと語っている。

「ヘロインでおかしくなってたんだ」とクリス・ノヴォゼリックは話している。「あの最後の日々は覚えてるけど、彼は完全にヘロイン漬けだった。自殺を図った時は、まともにものを考えられるような状態じゃなかったんだ」

最近の『スピン』誌のインタヴューで、クリス・ノヴォゼリックはローマから戻ったあとのカート・コバーンの精神状態を明かしている。

「ローマでの自殺未遂のあと、彼は本当に普通じゃなかった。何ていうか、黙りこくって、とにかく絶対自殺なんかするべきじゃなかったのに、やってしまったんだ。まったく恐ろしいことだけど、自殺をしてしまう人間はいる。あの時は胸が張り裂ける思いだったよ。残酷な出来事だった」

「カートが生きていて、どこかで修道士にでもなってくれてたらと思うよ」とクリス・ノヴォゼリックは続ける。「きっと素晴らしい修道士になっただろうね。偉大な画家や、彫刻家にだってなれたのに。本当に才能に溢れたアーティストだった。何でも望むことができたのにな。死ぬ必要なんてなかったんだ」

一方、コートニー・ラヴは先日、娘のフランシス・ビーン・コバーンの誕生日を記念して、今は亡き夫のカート・コバーンに寄せた一連の感情に訴えるメッセージを綴っている。

フランシス・ビーン・コバーンは8月18日に23歳となっており、コートニー・ラヴはインスタグラムで自身やカート・コバーン、赤ん坊だった頃のフランシスの写真をシェアしている。

あるインスタグラムへは次のコメントを添えている。「わたしの最も愛する、わたしたちのかけがえのないビーン #missyou #memories」また別の投稿では次のコメントを残している。「わたしをこんなにも悲しくさせるのね。わたしたちの赤ん坊はもうちゃんと育ったのよ。お願いだから、カート、彼女の顔を見てあげて。生きていたあなたは何を考えていたの…!?!? あなたが本当に恋しいわ。わたしたちみんな、あなたを寂しく思ってる #family #memories #turnbacktime #lovehim」

フランシス・ビーン・コバーンは、カート・コバーンのドキュメンタリー映画『COBAIN モンタージュ・オブ・ヘック』で、エグゼクティヴ・プロデューサーを務めている。

また、同映画を監督したブレット・モーゲンは、映画のサウンドトラックが11月6日にリリースされると発表している。

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