Photo : Jimmy King/Press

デヴィッド・ボウイのボックスセットがリリースされることが明らかになった。

『5イヤーズ 1969-1973』と題されたボックスセットはUKで9月25日にリリースされるもので、12枚のCDもしくは13枚のLPで構成されるという。収録されるのはタイトルにある5年間のあいだにレコーディングされた音源で、オリジナル・アルバム6枚のリマスター盤、2枚のライヴ・アルバムに加えて、貴重な音源を収録したコンピレーション盤も付属する。『ガーディアン』紙は、このボックスセットがボウイにとってキャリアを見渡したリリースの最初のシリーズになる予定だと伝えている。

リマスター盤が収録されるオリジナル・アルバムは『スペース・オディティ』『世界を売った男』『ハンキー・ドリー』『ジギー・スターダスト』『アラジン・セイン』『ピンナップス』の6枚となる。

ライヴ・アルバムは『デヴィッド・ボウイ:ライヴ 1972/Live Santa Monica ’72』と『ジギー・スターダスト・ザ・モーション・ピクチャー/Ziggy Stardust: The Motion Picture Soundtrack』の2枚で、2003年にリリースされた『ジギー・スターダスト』のステレオ・ミックス盤も収録される。

コンピレーション・ディスクは「Re:Call 1」というタイトルで、アルバムに収録されてない楽曲や1969年〜1973年にレコーディングされたレア音源が収録される。「Re:Call 1」のトラックリストは以下の通り。

‘Re:Call 1’ Disc 1:
Space Oddity (original UK mono single edit)
Wild Eyed Boy From Freecloud (original UK mono single version)
Ragazzo Solo, Ragazza Sola
The Prettiest Star (original mono single version)
Conversation Piece
Memory of a Free Festival (Part 1)
Memory of a Free Festival (Part 2)
All the Madmen (mono single edit) *
Janine
Holy Holy (original mono single version) #
Moonage Daydream (The Arnold Corns single version)
Hang on to Yourself (The Arnold Corns single version)

‘Re:Call 1’ Disc 2:
Changes (mono single version)
Andy Warhol (mono single version)
Starman (original single mix)
John, I’m Only Dancing (original single version)
The Jean Genie (original single mix)
Drive-In Saturday (German single edit)
Round and Round
John, I’m Only Dancing (sax version)
Time (U.S. single edit)
Amsterdam
Holy Holy (Spiders version)
Velvet Goldmine

* previously unreleased
# only issued on original ‘71 Mercury single

一方、デヴィッド・ボウイは今夏、1983年発表のヒット曲“Let’s Dance”のイエロー・ヴィニルをリリースする予定となっている。同名のアルバムに収録され、全英1位を記録している“Let’s Dance”だが、オーストラリアのメルボルンで開催される「David Bowie Is」と題された展覧会のオープンに合わせてリリースされる。

7インチのAA面には楽曲のオリジナル・シングル・ヴァージョンが収録され、加えて「シリアス・ムーンライト」ツアーのカナダはヴァンクーヴァー公演からのライヴ・ヴァージョンが収録される。どちらのトラックも今回のリリースのためにリマスターされ、7月16日にオーストラリア映像博物館のギャラリーで550枚限定でリリースされる。

また、デヴィッド・ボウイを題材にした新たなミュージカルも予定されており、このプロジェクトの演出家によれば、同ミュージカルでは新曲がフィーチャーされ、ボウイの歴代の楽曲と一緒に使用されるという。

デヴィッド・ボウイ本人は1976年の映画『地球に落ちて来た男』をベースにした舞台に取り組んでいて、同映画でボウイはアルコール中毒の宇宙人、トーマス・ニュートンを演じていた。新しい舞台作品は『ラザラス』というタイトルで、アイルランド出身の劇作家、エンダ・ウォルシュとの共作になり、ベルギー人の演出家であるイヴォ・ヴァン・ホーヴェが演出を務めるという。

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