GETTY

Photo: GETTY

シェールやガンズ・アンド・ローゼズのスラッシュ、女優のリリー・トムリンらは多くのセレブリティとともに、ロサンゼルス動物園のゾウを動物園から野生動物の保護区域に移送するかという問題について自身の立場を表明している。

ロサンゼルスの「アーツ・エンターテインメント・パークス・アンド・リヴァー委員会」がロサンゼルス動物園で飼育されているゾウのビリーをより負担の少ない場所へ移送することを提案しているのを受け、現地時間1月24日にロサンゼルス市庁舎で開かれた委員会にシェールやスラッシュらは出席している。

委員らは最終決定を下す前にビリーの現在の居住環境や健康状態を検査することで合意に至っているものの、シェールは検査の時点でビリーが既に「とても苦しんでいる」ことは明白だと主張している。

「ビリーを私は何年も見てきましたが、彼はいつも前へ後ろへとフラフラするばかりで、それはビリーがとても苦しんでいることを意味しています」とシェールは委員会で主張している。

リリー・トムリンは「シティ・ニュース・サービス」に次のように語っている。「私たちは、ビリーがとても切迫した状況に置かれていると感じています。他のゾウたちを移送したいということではありません。私たちはビリーの命を救いたいということに過ぎないのです」

一方で、ロサンゼルス大都市圏動物園協会の評議員も務めるガンズ・アンド・ローゼズのスラッシュは、ビリーの移送に反対の票を入れるよう委員会に提言しており、多くの人たちは「嘆かわしいほどに事実を把握していない」として、次のように語っている。「ここでは事実こそが重要だと僕は考えています。あなたたちはその事実やロサンゼルス動物園のゾウの飼育方法を支持すべきなのであって、この動きには反対票を入れるべきなのです」

ロサンゼルス動物園で園長を務めるジョン・ルイスは、ビリーが既に動物園の保護下で30年以上生きていることを強調し、「苦しんで」おらず「至って健康」であることを主張している。

委員たちはまたビリーを野生動物保護区域に移送することのほか、ロサンゼルス動物園で飼育するゾウをすべてメスのみとして、囲いを自由に動き回れるようにすることを提言している。

ゾウを飼育する際にはオスとメスを別々で飼育しなければならず、そのためにロサンゼルス動物園では現在別々の囲いで飼育されている。

広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ