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ザ・フォールのマーク・E・スミスが亡くなった。享年60歳だった。

バンドのマネージャーであるパム・ヴァン・ダムドことパム・ヴァンダーはバンドのファンに対してツイッターでこの悲しいニュースを明かしている。

「非常に残念ながら、マーク・E・スミスが亡くなったことをお伝えします。彼は今朝、自宅で亡くなりました。更なる詳細の発表は今後数日中に行われる予定です。また、パムとマークの遺族はこの悲しい時期はプライバシーに御配慮いただければと思っています」

死因については今のところ明らかになっていない。

昨年8月、ザ・フォールはマーク・E・スミスが喉、口、呼吸器に影響する問題があったため、アメリカ・ツアーのキャンセルを迫られていた。11月にUKの一連の公演でステージに復帰した時はマーク・E・スミスは車椅子に座ってパフォーマンスを行っている。

サルフォード出身のマーク・E・スミスはマンチェスター・フリー・トレード・ホールで行われたセックス・ピストルズのライヴに行ったことを受けて、1976年にザ・フォールを結成している。その2年後にザ・フォールはデビューEP『ビンゴ・マスターズ・ブレイクアウト!』をリリースし、最も影響力を持ったポスト・パンク・バンドの一つとなっている。多作だったザ・フォールは31枚のスタジオ・アルバムをリリースしており、最新作は昨年リリースされた『ニュー・ファクツ・エマージ』となっている。

マーク・E・スミスはバンドで唯一の不動のメンバーで、60人を超えるミュージシャンとパフォーマンスを行ってきている。バンドの長年の支持者だったBBCラジオ1のジョン・ピールはかつてザ・フォールについて次のように述べている。「ザ・フォールは常に違うけれど、常に変わらないんだ」

2011年のインタヴューでスウェードのブレット・アンダーソンはマーク・E・スミスについて「大きな、大きな影響を受けた」と語っており、彼とエラスティカのジャスティーン・フリッシュマンはマーク・E・スミスの「とりこだった」と述べている。

ザ・フォール以外の活動ではマーク・E・スミスはゴリラズの“Glitter Freeze”に参加しており、2002年公開の映画『24アワー・パーティ・ピープル』にカメオ出演している。絶賛を受けた自伝『レネゲイド:ザ・ライヴ・アンド・テイルズ・オブ・マーク・E・スミス』は2008年に刊行されている。

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