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エド・シーランは、ティム・マッグロウやフェイス・ヒルのために共作した楽曲について、著作権を侵害したとして訴訟を起こされたことが明らかになっている。

エド・シーランもソングライターとして参加したティム・マッグロウとフェイス・ヒルによる楽曲“The Rest Of Our Life”が、今回、オーストラリアのソングライターであるショーン・カーリーとボー・ゴールデンの2人によって、彼らが2014年にジャスミン・レイに提供した“When I Found You”を「露骨に盗用している」として訴えられている。

ショーン・カーリーとボー・ゴールデンの2人は今回、ロビン・シックらによって書かれた楽曲“Blurred Lines”に対する2016年の訴訟でマーヴィン・ゲイの遺族の勝利を勝ち取った弁護士、リチャード・ブッシュと契約しているという。リチャード・ブッシュは、ソングライターのマーティン・ハリントンとトーマス・レオナルドがエド・シーランの“Photograph”について、自分たちの楽曲を模倣したものだとして2000万ドル(約22億円)を求めていた裁判でも原告の弁護を担当している。“Photograph”については、両者の間で示談に至ったことが明らかになっている。

エド・シーランは今回、“The Rest Of Our Life”の共作者の1人として、ジョニー・マクデイド、スティーヴ・マック、エイミー・ワッジと共に訴えられている。「ザ・ハリウッド・レポーター」の報道によれば、マーティン・ハリントンとトーマス・レオナルドは賠償金として500万ドル(約5億5600万円)を求めているほか、“The Rest Of Our Life”を永久的に差し止めるよう求めているという。

「模倣とは、多くの場合において、文字通り楽曲の持つオリジナルの要素を模倣することであり、第三者の目にもそれは明らかなのです」と訴訟には綴られているという。

それぞれの楽曲はこちらから。

ティム・マッグロウ、フェイス・ヒル、エド・シーランは現時点でこの件についてコメントは発表していない。

盗作疑惑を巡る訴訟については先日、ラナ・デル・レイの最新作『ラスト・フォー・ライフ』に収録された“Get Free”が、レディオヘッドの“Creep”を剽窃しているとしてバンド側から話し合いをもちかけられたことが明らかになっている。

一方、エド・シーランは先日、次のアルバムはブルース・スプリングスティーンのような「ローファイ」なサウンドになると明かしている。

莫大なセールスを記録した通算3枚目となるアルバム『÷(ディバイド)』からはビヨンセとのデュエット・バージョンも最近に全米シングル・チャートの1位を獲得しているが、エド・シーランは米『タイム』誌でブルース・スプリングスティーンの1982年のアルバム『ネブラスカ』にいかに影響を受けたかを語っている。

「僕が考えているのはこれまでで一番売れないであろうローファイなアルバムを作ることなんだ。だけど、最も愛してくれるようなね」とエド・シーランは語っている。「最近はスプリングスティーンしか聴いてないんだ。『ゲーム・オブ・スローンズ』に出てるキット・ハリントンと一緒にいたんだけどさ。僕たちはニューヨークで夜出歩いて、彼のホテルにもっと飲むために戻ったんだ。そしたら、彼が”Atlantic City”をかけてね。それで、『ネブラスカ』を聴いたんだよ」

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