リアム・ギャラガーは、自身のソロ・デビュー・アルバム『アズ・ユー・ワー』について彼自身が曲を「書いていない」とした兄のノエル・ギャラガーに対して「そういう時代は終わった」と反論している。
リアム・ギャラガーはソロ・デビュー・アルバム『アズ・ユー・ワー』を10月6日にリリースしており、ノエル・ギャラガーは『フー・ビルト・ザ・ムーン?』を11月22日にリリースしている。
ノエル・ギャラガーは先日、米『ビルボード』誌のインタヴューで「弟のリアムも最近自身のアルバム『アズ・ユー・ワー』を出しましたが……」と訊かれると、「ちょっと待ってくれ。『彼自身のアルバム』と言ったのか? あいつがアルバムの所有権を主張できるかは分からないぜ。あいつは書いてないんだからな」と疑問を投げかけている。
リアム・ギャラガーは今回、オーストラリアの『ヘラルド・サン』紙のインタヴューに応じ、ノエル・ギャラガーにソングライターを使っていると批判されたことを指摘されると、次のように反論している。「ノエルは、自分の口から出ることなら何でも人々に信じてもらえると思ってるよな。そういう時代は終わったんだよ、もう90年代じゃないんだ」
「あいつが言ったように、俺たちも90年代は誰もがそう言ってたけど、当時はたくさんの人たちに音楽を買ってもらえていたからね。世の中は変化したんだ。誰が51歳の人間が言ってることを気にするんだっていうね。みんなは俺の歌声が聴きたいんだ。俺がうまく歌えないんだとしたら、それまでだけどな。誰が曲を書いたかなんて気にしてないんだよ」
「ノエルは気にしてるけどな。あいつの仲間のポール・ウェラーもそうだ。そいつらはみんな、何年も大ヒットがないからね。あいつらは自分たちにそれしかないから気にしてるんだ。あいつらからしたら、ちょっとした愚痴なんだよ」
リアム・ギャラガーは続けて、自身については「シンガー」であって、「シンガーソングライターではない」として、次のように続けている。「俺はいつだって誰かに曲を書いてもらってきたんだ。すべての曲を自分で書いたようなアルバムなんか出すつもりはなかったよ。そんなの俺じゃないからね」
「論より証拠ってことだ。特にイギリスではね。俺たちはアルバムもチケットも大量に売れてるんだ。誰も気にしてなんかいないんだよ。ノエルはギターとソングライターこそが音楽だと思ってるみたいだけどな。そうじゃない。音楽はフロントマンでもあるんだ」
「ギターと声さえあればいいってあいつが思ってるのだとしたら、あいつは病気だよ。アティテュードが欲しい奴らだっているんだ。あいつにはないから出来ないっていうだけであって、それが本物じゃないことにはならないんだよ。俺がステージに立って、これらの曲を歌えば、キッズは大興奮だからな」
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