アイアン・メイデンのフロントマンであるブルース・ディッキンソンはフィンランドのラジオ局「ラジオ・ロック」の新たなインタヴューでライヴ時の衣装へのこだわりを語っている。
ブルース・ディッキンソンはステージでこれまで着たコスチュームの中で、今振り返れば恥ずかしくなるようなものはないかとの質問に次のように答えている。「『恥ずかしい』ってのは使いたくない言葉だね。なぜなら、『恥ずかしい』という言葉は、それを誇りに思ってないように聞こえるからね。俺は馬鹿げたことをしてきたことを誇りに思っているんだよ」
これまで着てきた衣装の中でお気に入りのものを尋ねられると、ブルース・ディッキンソンは次のように語っている。「ひょっとすると最も野心的で馬鹿げてるのは『サムホエア・イン・タイム』時のコスチュームかもね。それをデザインしてくれた女性にはこう伝えたんだけど、『巨大な緑色の宇宙トカゲに占領された惑星を想像してくれ。そこでだ、俺たちはそいつらを撃ち殺して、皮を剥いで、そこからズボンを1着作る。だけど、上半分は宇宙版のダルタニャンみたいなのがいいから、ヴォリュームのあるシャツが欲しいな、ルイ14世の頃のマスケット銃士みたいなね。それからその上に、大きな脈打つ心臓と輝くロープを巻きつけたジャケットを着るんだ』ってね。そしたら、彼女はすぐさま頷いて行ってしまったよ。『オーケー』と言って、逃げるようにね。彼女は僕が完全に狂ってるって思ったんだろう。一理あるかもしれないけどね」
ブルース・ディッキンソンは自伝『ホワット・ダズ・ディス・ ボタン・ドゥ?』を11月に刊行している。
2016年から2017年にかけて通算16枚目となる最新作『ザ・ブック・オブ・ソウルズ』を引っさげた巨大なツアーを行っていたアイアン・メイデンだが、2018年に再び「レガシー・オブ・ザ・ベスト」と題したワールド・ツアーを行うことが決定している。ツアーは5月26日のエストニアのタリン公演から始まり、8月10日のロンドンのO2アリーナ公演まで続く日程となっている。
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