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アズ・アイ・レイ・ダウンのフロントマンであるティム・ランベシスは、殺人教唆罪による服役刑を終えて以来初となる声明を発表している。

ティム・ランベシスは2014年、元妻の殺人を依頼したとして6年の服役刑が言い渡されている。ティム・ランベシスは当時、殺し屋に扮した警察官に1000ドル(現在のレートで約11万2500円)を渡して別居中の妻であるミーガン・ランベシスの殺害を依頼したとして有罪判決を受けている。ティム・ランベシスは2016年12月に釈放されており、今回、バンドの公式フェイスブック・ページに長文の声明を発表して自身の行動を「すべての人たちに謝罪」している。

ティム・ランベシスの声明の全文訳は以下の通り。

「自分が引き起こしてしまった不祥事をどれだけ申し訳なく思っているか、言葉では言い表せません。自分が犯してしまったことに変わりはありませんが、みなさんの多くが私を軽蔑しているのと同じくらいの軽蔑を持って、そうなってしまった自分自身を省みています。

第一に、前の妻や素晴らしい子供たちにしてしまったおぞましい行為を謝罪します。自分のせいによる非を取り消すことができたらと思わない日は1日もありません。そして、彼らの希望に敬意を払い、元家族についてこれ以上話すことはありません(今も、これからもです)。この文章を読んでいただいている方々にも、彼らの傷が癒されるよう、プライバシーに配慮して私に向けられるべき批判や怒りから彼らを守って頂くようお願いします。私だけが犯罪者なのであり、私だけに起きたことの責任があります。

私の家族には、直面し、そしてこれからも抱えていくであろうトラウマを与えてしまったことを謝罪します。私のせいであなた方の多くがこれからもその報いを受けてしまうのです。友人たちにも、私が秘密にしていたことがみなさんを裏切ることになってしまったことを謝罪します。かつて私と仕事をした方々に辛い時期を過ごさせてしまったことを謝罪します。バンドメイト、ツアー・クルー、マネージャー、会計士、エージェント、レーベルの方々、その他、私の行動によってあらゆる予期せぬ変化が生じてしまったすべての方々に謝罪します。彼らが私の逮捕の余波に対処してくれていた間、私は本来自分に向けられるべき辛辣な態度を彼らに向けてしまいました。彼らに生じさせてしまった恨みをなかったことにできないことは承知していますが、時間が経過していく中で、自分にできることで償っていけることを願っています。

一人のアーティストとして私を尊敬してくれていた方々へ。あらゆる面でみなさんを失望させてしまいました。自分の最善の面を皆さんに見せようと心がけていたにもかかわらず、閉ざされた扉に隠れた醜い未熟なモンスターをみなさんに見せてしまいました。歌詞に書いていたのは、私自身についてではなく、私がなりたかった人物についてです。私は他人の気持ちを顧ることのない人生を送り、あらゆるものを自分勝手なレンズを通して見ていました。

これからの人生が今とどれほど違ったものになるか確かなことは言えませんが、私はこれからも学び続けます。音楽はこれまでも、そしてこれからも私の一部ですし、人生の旅路における最悪な時期を乗り越える助けになってきました。しかしながら、今回の謝罪は何についてのプロモーションでもありません。噂が広がっており、そのことを知ったためで、この謝罪はただその気持ちを伝えたいに過ぎません。私の周囲にいるすべての方々への謝罪です。

法廷で反省の弁を述べて以来、沈黙を貫いていたのは、その時は傷を癒すことが最善だと思えたためです。ようやくすべての刑罰(執行猶予や保護観察処分を含む)を全うしたので、本日初めて裁判所に媚びる意図なく、謝罪を述べる機会を得られたのです。刑に服した期間で過ちが正されたとは思っていません。2度目のチャンスはないと思っていますし、信用して欲しいとも思っていません。多くの方々が私に向ける気持ちは当然のものですし、将来の行動が日々祈りを捧げているような私の反省に付随するものになるかは、時間だけが教えてくれると思っています。私の行動は過去5年間でこの声明ではまかないきれない程の波紋を呼んでいます。ひいては、私はこれからも言葉と行動を持って謝罪を続けていく次第です。

読んでいただき、ありがとうございました。
ティム」

https://www.facebook.com/asilaydying/posts/10154812576101307

アズ・アイ・レイ・ダウンは2000年にサンディエゴで結成され、米『ビルボード』誌のチャートで8位を記録した2007年の『アン・オーシャン・ビトゥイーン・アス』を含む6枚のアルバムをこれまでにリリースしている。同作からのシングル“Nothing Left”はグラミー賞の最優秀メタル・パフォーマンス賞にノミネートされている。

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