サックス奏者のラルフ・カーニーが61歳で亡くなったことが、甥であるザ・ブラック・キーズのパトリック・カーニーの広報担当者から発表されている。
「ピッチフォーク」によれば、ラルフ・カーニーはポートランドで家族に囲まれて穏やかに亡くなったという。70年代半ばにキャリアを歩み始めたラルフ・カーニーは、トム・ウェイツ、THE B-52’S(ザ・ビー・フィフティトゥーズ)、セイント・ヴィンセント、ザ・ブラック・キーズとコラボレーションを行ってきており、パトリック・カーニーと共作したアニメ「ボージャック・ホースマン」のテーマ曲のホーンで知られている。
パトリック・カーニーは声明で次のように述べている。「我々家族や友人は皆、打ちひしがれています。彼は非常に才能に溢れたミュージシャンであり、極めて思慮深く、愉快な人でした。多くの人に惜しまれることになるでしょう。僕を刺激してくれたのも彼でした」
「彼がいなければ、これまで聴いてきた音楽を聴いてこなかったでしょうし、まして自分でやろうなんて考えもしなかったでしょう。我々は皆、傷ついています。ラルフ、あなたことを惜しんでいます」
ラルフ・カーニーとパトリック・カーニーによる「ボージャック・ホースマン」のテーマ曲はこちらから。
ラルフ・カーニーは1985年発表の『レイン・ドッグ』、1992年発表の『ボーン・マシーン』、1993年発表の『ブラック・ライダー』といったトム・ウェイツの名作群に参加している。
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