Shamil Tanna/NME

Photo: Shamil Tanna/NME

セイント・ヴィンセントが、テキサスの故郷へ戻る様子を撮影した「ローンスター」というタイトルの4分間のミニ・ドキュメンタリーを公開している。

セイント・ヴィンセントの名で活躍するアニー・クラークは、テキサス州のダラスで育ち、多くの曲をそこでレコーディングしている。ライヴの模様も随所に散りばめられたこのドキュメンタリーは、デジタル・マガジン「ナウネス」のためにアラン・デル・リオ・オーティズにより撮影されたもので、その中でアニー・クラークは彼女の故郷や音楽について語っている。

「場所については、単純に言葉では説明できない部分があると思うの」とアニー・クラークは述べている。「音楽は、自分がそれにつぎ込んだ分だけ、返ってくるものも多くなることの一つじゃないかしら」

動画の中でアニー・クラークは、ジープに乗り、牛や穀物が育つ大地を走った後、裸になって草原を歩きながら、「ただ存在している、時々怖くもあるけれど、ただここにいる」と語っている。

「私はただ音楽に逃げ込んでいたようなものよ。私には抑えられない衝動や、意欲や、何か私を前に駆り立てるものがあったから」と付け加え、その後、リトル・リーグの試合でアメリカの国歌である“The Star-Spangled Banner”を歌っている。

アニー・クラークは今年の初め、ポスト・パンク・バンドであるワイヤーとコラボレーションを行っている。

また、彼女の楽曲“Teenage Talk”についても、テキサスでの経験と結びつけ、こう語っている。

「私は今でも、テキサスに対してたくさんの愛を持っているの。わかるでしょう? ルーツがあって、友達や家族、人とのつながりがある。(この曲は)私の若いころの親友たちを思い出させるわ。信じられないくらいうまくできていたと思う。テキサス州ダラスの郊外で彼らに会えて、強い絆を築くことができて、普段はこんな言い方しないんだけど、本当に最高に祝福された気分よ。私たちはアウトサイダーみたいなもので、子ども時代、テキサスの郊外に漂う倦怠感の中での自分なりの生き方を見つけなければならなかったの」

4分間のドキュメンタリーはこちらから。

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