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パブリック・イメージ・リミテッドが、来たるニュー・アルバムのアートワークを公開した。

パブリック・イメージ・リミテッドは、通算10作目となるスタジオ・アルバム『ホワット・ザ・ワールド・ニーズ・ナウ……』を9月4日に、先駆けて8月21日にリード・シングルとなる“Double Trouble”をリリースする。フロントマンのジョン・ライドンは新しいアルバムについて「タイムレス」かつ「一歩抜きん出ている」作品であると語っており、この度ジャケットに使用するジョン・ライドン自身による手描きの絵を公開した。ジョン・ライドンはジャケットに使用される絵について米『ローリング・ストーン』誌に語っている。

ジョン・ライドンは絵のモチーフにアメリカ先住民族のホピ族の精霊、カチナの道化師を登場させており、その理由として「良い知らせをもたらす精霊は、ジャケットとしてすごくふさわしいと思ったんだ」と語っている。

そして次のように続けている。「アルバムのタイトルもまったく同じ感じのアプローチなんだ。お互いの差異を巡って、皆が他者との線引きにものすごく躍起になって、殺し合いなんかもしてるけど、俺には世界はまったく違った風に見えるね。お互いが違うからこそ、この世は完璧なんじゃないか。逆に考えたらだめなんだよ。だから実は反宗教的なメッセージなんだ、ある種のね」

「イスラム教、キリスト教、その他にも宗教はあるけど、宗教は問題を解決しているんじゃなくて、問題を生み出してるんだよ。自分たちの考え方だけを推進することに陥っていて、敵対する相手を消滅させることがすべてみたいになってるんだ。この現代にISISとか何とか言うやつらが企んでいることは、かつての十字軍と何ら変わりないんだよ。10世紀もの時が経ったと言うのにね」

アルバムのアートワークはこちらから。

新作『ホワット・ザ・ワールド・ニーズ・ナウ……』のトラックリストは以下の通り。
‘Double Trouble’
‘Know Now’
‘Betty Page’
‘C’est La Vie’
‘Spice Of Choice’
‘The One’
‘Big Blue Sky’
‘Whole Life Time’
‘I’m Not Satisfied’
‘Corporate’
‘Shoom’

パブリック・イメージ・リミテッドは、イギリス及びヨーロッパにおけるツアーの詳細も発表している。23日間に亘る公演を9月にグラスゴーからスタートさせ、その後マンチェスター、ブリストル、ロンドンや、その他の主要都市での公演が決定している。

PiLはその後ヨーロッパでのツアーを行い、さらに北アメリカでのツアーの詳細も発表される予定となっている。

現在決定している日程は以下の通り。
グラスゴー、02 ABC (9月18日)
マンチェスター、Academy (19日)
ニューカッスル、Riverside (20日)
ヨーク、Fibbers (22日)
コヴェントリー、Warwick University (23日)
ブリストル、02 Academy (25日)
バックリー、 Tivoli (26日)
レディング、 Sub 89 (27日)
ボックスヒル、 De La Warr Pavilion (29日)
ノリッチ、UEA (30日)
ロンドン、02 Shepherds Bush Empire (10月2日)
フルーム、 Cheese and Grain (3日)
サウサンプトン、Engine Rooms (4日)
パリ、Le Trianon (6日)
アムステルダム、Paradiso (7日)
ローザンヌ、Les Docks (9日)
ヴェニス、Rivolta (10日)
ミラノ、 Magazzini Generali (11日)
マンハイム、Alte Seilerei (13日)
ルートヴィヒスブルク、Rockfabrik (14日)
ベルリン、 Columbia Theatre (15日)
ボーフム、 Zeche (17日)
アントワープ、 Trix (18日)

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