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元レッド・ツェッペリンのロバート・プラントは現地時間11月20日にウルヴァーハンプトンで公演を行ったが、会場の中の暑さで数人が失神する事態となったという。

ウェスト・ブロムウィッチ出身のロバート・プラントだが、同都市の定員3000人のシヴィック・ホールで今週公演を行っている。

しかし、この公演については観客を入れ過ぎだという苦情に見舞われており、会場側も場内の暑さのために数人の観客が失神したことを認めている。

公演を訪れた一人であるスコット・キャンベルは、会場に入ろうとしたものの入ることができず、最終的に家に帰ったと『エクスプレス&スター』紙に語っている。

「最初の20分で6〜7人の観客が倒れて会場の外に運び出されるのを目にしました」とスコット・キャンベルは語っている。「多くのコンサートに行っていますが、これまでにこんなことは見たこともありません」

「セント・ジョンの救急車の大所帯がいて、全員ずっと忙しい状態でした。バルコニーに入ろうとしましたが、立つことができたのは視界を遮る大きな柱の後ろしかありませんでした。30分後には帰ることにしました。何も観えなかったからです」

「支配人に会おうとしました。というのも、もし火事が起きて、会場の真ん中にいたら、逃げる道がないからです」と彼は続けている。「彼女は非常扉が開かれることになると語っていましたが、既に非常扉は開いていたようでしたよ」

「これまでもロバート・プラントは観ていますが、地元で彼を観られることを楽しみにしていたのです。これまでシヴィック・ホールには行ったことがありませんでした。こんなことの後では二度と行くことはないでしょう」

ウルヴァーハンプトン議会の広報担当者はこの観客の入れすぎと観客が失神したことについて短い声明を発表している。「シヴィック・ホールでのロバート・プラントの公演はソールド・アウトで、3000人以下の人々が訪れました」

「残念なことに、慌ただしい満員の屋内会場では時折起こることですが、暑さで失神した少数の方がいらっしゃいました。セント・ジョンの救急隊が治療を必要としている人々に応急手当を行いました」

「シヴィック・ホールは必要な安全基準を満たしていますが、この建物は築80年で、空調や暖房の更新は改修計画にも組み込まれています」

先日、ロバート・プラントはレッド・ツェッペリンの曲の中にもう聴かないものがあることを認めている。

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