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ケイティ・ペリーは、2015年に行ったコンサートが問題視され、中国から「無期限入国禁止」の措置を受けている。

ケイティ・ペリーは、今年は上海で開かれるヴィクトリアズ・シークレット・ファッション・ショウに出演して、パフォーマンスを行うことが噂されていたが、中国がビザを発行しなかったために、阻まれてしまったことが明らかになっている。

問題となったコンサートで、ケイティ・ペリーは台湾国旗を身にまとうパフォーマンスを行っており、これが問題視されて中国当局の怒りを買うことになったという。このコンサートで彼女は、台湾で2014年に起きた中国との貿易協定への反対運動「ヒマワリ学生運動」の象徴であるヒマワリのガウンを着用し、さらに中国の怒りを買うことになった。

「上海のヴィクトリアズ・シークレット・ショウに出演するため、彼女へのビザの発行も当初は認められていたのですが、中国当局は考えを改め、ビザの許可を突如取り下げたのです」と情報筋は『ニューヨーク・ポスト』が運営するサイト「ページ・シックス」に語っている。「中国でパフォーマンスしようとしているアーティスト全員に対して、当局は彼らが国家に対して攻撃的と考えられる行為を行ったことがないか見極めるために、彼らのソーシャル・メディアや報道をくまなく調査しているのです。数年前にはマルーン5が、メンバーの一人がダライ・ラマの誕生日をツイッターで祝ったことが原因で入国を禁止されています」

ケイティ・ペリーは以前にも、彼女が愛犬に向かって「コアラを追い回しましょう」と呼びかけるオーストラリア・ツアーのプロモーション動画が問題となって、オーストラリアで批判が殺到する事態となっている。

動画はオーストラリアのデパートのチェーン店「マイヤー」のオンライン広告となっている。問題となった動画はこちらから。

一流獣医師のクレア・マッデンは『クーリエメール』紙に対してケイティ・ペリーを非難して次のように語っている。「これはペリーとマイヤーが完全に無知をさらけ出したと言うほかありません。大変多くの点で不適切です」

「ペリーは本当に多くの若者にとってのロール・モデルとなっています。ですから、これは人々に愛犬をコアラと接触させないよう促している我々の取り組みすべてを打ち砕く行為としか言えません」

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