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メタリカのドラマーであるラーズ・ウルリッヒは「もしクリフ・バートンが生きていたら」という質問に答えている。

現地時間11月5日にニューヨークのカルチャーセンター「92Y」で行われたインタヴューの中で、ラーズ・ウルリッヒは1986年に他界したベーシストのクリフ・バートンが生きていたら、という質問に答えている。

「歳をとるにつれて嫌いになるものの一つに『もし…だったら』という質問があってさ」とラーズ・ウルリッヒは語っている。「もしこれが起こっていなかったら?とか、もしクリフが今も生きていたら?とか、もし地球が丸くなくて平らだったら?とかね」

彼は次のように続けている。「まあ、いいよ……(もしクリフがまだメタリカにいたら)進化があったと思うよ。そして、当たり前だけど、俺はバンドというものが個人の集合体だって信じてるからね。だから、クリフがまだバンドにいたら、何かしらが起こって、アルバムも違った感じになってただろうね。それって『もしジェイソン・ニューステッドがまだいたら?『ハードワイアード…トゥ・セルフディストラクト』はどんな感じだったろう?』って言うのと同じことでさ。意味わかるかい? それっていい質問なんだけど、俺は明確な答えを出せる人間じゃないんだ」

「すべてにおいて、クリフは本当に、信じられないくらい持論を持っていてね。実際のところ、ジェイムズと俺はすごく影響を受けたんだ。当時はギャングみたいな集まりだったからね、そしてクリフは去ってしまった……俺たちが『俺たち(We)』という言葉をよく使ってたのに対して、彼は『俺(I)』という言葉をよく使ったもんだったよ」とラーズ・ウルリッヒは語っている。「そして、彼はただすごく、なんていうか、好きなものは好き、嫌いなものは嫌いでね。でも、彼とは一緒につるんでたし、メタリカの一員であることを理解してくれていたよね」

クリフ・バートンが亡くなった後の心境については彼は次のように続けている。「それを感じるほど勢いを落とさなかったんだ。当時の年齢では、まだそういう悲劇やそういう衝撃に向き合えるほどじゃなくてね。近くにあるウォッカのボトルにただ深く溺れて、区切りをつけてた」

「なぜって実際、クリフの死に対する俺たちの対処方法って触れないことだったんだ。落ち着いて『今どうすべきだろう?』なんて会話をしたことはなかった。どっちかというと、『いかに早く曲に取り掛ることができるか?』という感じでね。22歳だったからさ、早い段階でこう思ったんだ。曲に取り掛かるのが早ければ早いほど、向き合う必要が少なくなるってね。『クリフもそれを望んでいる』っていう言葉の下にね。クリフもそれを望んでいたと思うんだ。俺たちは多分言いすぎなくらいそう言ってたよ。でも、22歳の時にさ、そんなことと向き合う方法なんて知らないだろ」

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