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Photo: Andy Willsher/NME

レディオヘッドのエド・オブライエンは2018年のロックの殿堂入りにレディオヘッドがノミネートされたことに言及し、「理解できていない」として、ドクター・ドレーのほうが「レディオヘッドよりも先にまず候補になるべきだ」と語っている。

ロックの殿堂入りを果たすアーティストは4月の式典に先立って12月に発表される予定だが、レディオヘッドはケイト・ブッシュ、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、ユーリズミックス、ニーナ・シモン、ボン・ジョヴィ、ジューダス・プリースト、デペッシュ・モードらと共に候補に挙がっている。

『エスクァイア』誌に対してエド・オブライエンは次のように語っている。「イギリスのバンドとしてノミネートされたことは非常に嬉しいことだとは言えるけどさ、文化的な面では理解できていないよね。というのも、すごくアメリカのものだからさ。僕らみたいなイギリスのバンドが自分たちを讃えるなんて、本当にバツが悪いよね」

彼は次のように続けている。「アメリカに来ていつも好きなことの一つがさ、アメリカのバンドとはちゃんと話ができるってことでね。イギリスのバンドとはすごく敵対心があるんだよ。僕らのDNAには授賞式の場とかってちょっと相反する感情があるんだよね。あんまりいい体験をしたことがないんだ。失礼なこととかもしたくないしさ。だって、明らかに素晴らしいアーティストがノミネートされているわけでね。でも、正直、理解できていないよ。イギリスの人間ってさ、『分かった、ありがとう。でも、これに何の意味があるんだ?』って感じなんだよ」

エド・オブライエンは更に次のように続けている。「黒人のアーティストやヒップホップのアーティストがちょっと少ないよね。アメリカの音楽のファンとして言うなら、ドクター・ドレーは2年前に入ってるべきだと思うよ。レディオヘッドよりも先にまず候補になるべきだよね」

レディオヘッドはロックの殿堂の候補になったことで、FOXニュースの標的となっており、その議論にはコールドプレイも巻き込まれている。

『エスクァイア』誌のインタヴューの他の部分ではエド・オブライエンはブラジルのカーニバルに影響を受けたアルバムに取り組んでいることを明かしている。彼は次のように説明している。「ブラジルで暮らしていた時に始まったんだ。あからさまにブラジルってわけじゃないけど、明確なテーマがあってね。すごくのめり込んだわけじゃないんだけど、リオのカーニバルに行ったことにすごく刺激を受けたんだ。リズムやグルーヴが大きな部分を締めてるんだよ。本当に楽しくてね。あの時はこれだって思ったんだ」

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