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フー・ファイターズのドラマーであるテイラー・ホーキンスとギタリストのパット・スメアは、「フューズ」との最新インタヴューの中でロックの現状について語っている。

テイラー・ホーキンスは次のように語っている。「確かにいいものもあるんだけど、わざわざ探しにいかなきゃならないからね。俺が高校に通っていた頃は、ガンズ・アンド・ローゼズが世界で一番ビッグなバンドで、ラジオで一番ビッグな存在だったんだ。言うまでもなく、そんなことは今は起きていないわけでね」

「俺はいつもどこかにカート・コバーンがいるんじゃないかって考えるんだ」とテイラー・ホーキンスは続けている。「実家で両親や世の中を憎み、ギターとベース、ドラム・セットでロックンロールを書き直す準備をしてるんじゃないかってね。俺はロックンロールが大好きだし、そのフィーリングが大好きだからね。(パットも)二人ともがそうだし、バンドとしても、音楽の人間的な部分が好きなんだ。冗談抜きで、俺はそういうのがなくなってきてしまったと感じていてね。今はヒップホップや使い捨てのポップ・ミュージックが台頭しているわけでさ。俺は使い捨てのポップ・ミュージックって呼んでるんだけど、俺の子供たちにとっては違っても、俺にとってはそうだからな。大抵チャートの上位で起きているのはそういうことなんだ。数週間前に俺たちのアルバムが1位を獲得した時以外はね」

パット・スメアは次のように語っている。「どこだったかは覚えていないけど、アメリカかどこかで『ロックは死んだと思いますか?』だったり『あなたがたがロックを生き長らえさせていると思いますか?』って訊いてくるもんだから、確か俺たちのアルバムが1位だった時だったんだけどさ、どこかの国でアルバムのトップ3が全部ロック・アルバムだった場所があったんだ。『ロックは死んだ』って話はどうなんだ?って感じだったよ」

テイラー・ホーキンスは次のように続けている。「あいつらは90年代の終わり頃からそう言ってるんだよ。(1999年リリースの)『ゼア・イズ・ナッシング・レフト・トゥ・ルーズ』の時のインタヴューを覚えてるよ。ドイツ人の奴に『どうしてまだロック・ミュージックをやっているのですか? もうアートとしては死んでいて、今はダンス・ミュージックですよね? ご存知でないのかもしれませんが、あなた方は死んだ音楽をやっているのですよ』って言われたんだ。『実際のところ、俺たちのショウでは死んでないんだ。元気に生きてるよ』って言ったよ。さっきも言ったように、俺は世の中にいる天才的なクソ野郎がまたすべてを蘇らせてくれることを願ってるよ」

テイラー・ホーキンスとパット・スメアによるインタヴューはこちらから。

一方、フー・ファイターズは自身のフェスティバル「CAL JAM」を来年も開催することを発表している。

「CAL JAM」は今年の10月7日に初めて開催され、リアム・ギャラガークイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ、ケイジ・ジ・エレファント、ウルフ・アリスらが出演していた。

来年の「CAL JAM」は、今年の会場と同じ、カリフォルニア州サンバーナーディノのグレン・ヘレン・リージョナル・パーク&フェスティバル・グラウンズで10月6日に開催される。

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