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メタリカは1986年発表のアルバム『メタル・マスター(原題:Master of Puppets)』の裏側についてラーズ・ウルリッヒのラジオ番組で語っている。

大規模な「ワールドワイアード」ツアーの一環で先日UK公演を行ったメタリカは、通算3枚目となるスタジオ・アルバム『メタル・マスター』の再発盤を海外で11月10日に、日本盤を11月17日にリリースする予定となっている。また、メタリカは昨年に通算10作目となるアルバム『ハードワイアード…トゥ・セルフディストラクト』をリリースしている。

再発を記念して、メタリカは「Beats 1」でアルバムの共同制作者であるフレミング・ラスムッセンと共に、スタジオでのセッションの思い出を二部に分けて語っている。一部は現地時間11月12日にラーズ・ウルリッヒの番組「イッツ・エレクトリック」で放送されて、二部は現地時間11月13日の夜に放送予定となっている。

会話を抜粋したプレヴューで、メタリカは8分にも及ぶ壮大なインストゥルメンタル曲”Orion”の誕生秘話を明かしている。今は亡きクリフ・バートンによる「非常にラフ」なデモ・バージョンについて、カーク・ハメットは次のように語っている。「数ヶ月後ぐらいにそれを聴いたのを覚えてるけど、そこにはすべてのハーモニーやメロディーが詰まってて、何より圧倒されたよ。なぜかって、この巨大な作品は少しばかりのコード進行だけで成り立っているんだからさ」

公開されているインタヴュー映像はこちらから。

映像の別部分では、カーク・ハメットは自身の作ったリフを忘れないようにする秘訣は「感触を忘れないように弾き続ける」ことだと明かしている。

「記憶のところに立ち返るんだ。脳細胞でもいいけどさ。それがいいものだったら、きっと覚えているはずだよ」とカーク・ハメットは続けている。

メタリカは一方で、先月にソールドアウトとなったバーミンガムのゲンティン・アリーナ公演でブラックサバスの”We Pigs”をカヴァーしている。ゲンティン・アリーナでは、ブラック・サバスが今年2月に同会場では最初で最後となる公演を行っている。

メタリカは今年2月にテキサス州オースティンで開催されたVO5・NMEアウォーズで「ベスト・インターナショナル・バンド」賞を授与されている。

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