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ノエル・ギャラガーはハサミの演奏者をバンドに入れた理由を説明し、「これまでででも最高のこと」と評している。

「ジュールズ倶楽部」にノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズとして出演した際、ノエル・ギャラガーはハサミの演奏者をバンドに迎えている。

これはネット上でも話題となり、弟のリアム・ギャラガーは自分だったら「鉛筆を削る奴」をバンドに入れているとジョークを飛ばしていた。さらに、自身のライヴでノエルをからかおうとしたのかファンにジャガイモの皮を剥くよう呼びかけていた。

今回、『i-D』のインタヴューでノエル・ギャラガーはハサミの演奏者について次のように語っている。「彼女はフランス人で、控えめに言ってもエキセントリックだよな。俺は彼女に『タンバリンは演奏できるかい?』って言ったんだ。彼女は『タンバリンを演奏できない』って言ってね。それで『じゃあ、シェイカーは?』と訊いたんだ。そしたら『いえ。でもハサミはできます』って言ってね。彼女がそれを持ってきたんだよ。俺はベーシストを見てね、『これがこれまでででも最高のことじゃないっていうなら教えてくれ』って感じでさ。フランス人女性がケープを着てハサミを演奏するんだぜ? これ以上のことはないだろ?」

「ペッカムの人間なら知的に考えざるにはいられないだろ」と彼は続けている。「否応なく知的に捉えてしまうよな」

ノエル・ギャラガーは次のように続けている。「まあ、俺は自分のやってることを分かってるからね。よくなかったら、ケープを着てハサミを演奏する女性とアリーナでライヴをやろうとは思ってないよ。バカじゃないからな」

ニュー・アルバムについては次のように語っている。「アルバムはきっとうまくいくよ。それについて疑いはないね。十分聴いたからな。どんな作品か分かってる。素晴らしいアルバムだよ。そして、これは素晴らしいロックンロールのアルバムなんだ。理由も言ってやるけどさ。俺は世界を回って、たくさんのインタヴューをやってきた。『ロックンロール』という言葉を常日頃から週に40回は聞かされてるんだ。それで気づいたんだけどさ、多くの人がロックンロールというものについてすごくおかしな考えをしててね。大抵は革のジャケットとかサングラスとか酒とかタバコとかなんかを指すけどさ。俺にとっては、ロックンロールというのはやりたいことを何でもやれる自由を意味してるんだ。俺は誰にも指示されない。ファンの想いにもレコード会社の銀行残高にも左右されない。やりたいと思ったら、やりたいことをやるんだ。その結果、生きて死ぬっていうね。レコードに賭けた人間なんだよ。数年後に別のを作るだろうけど、それが最悪かもしれないけどさ」

インタヴューの別の部分ではノエル・ギャラガーはリアム・ギャラガーのソロ作を「アデルがバケツに叫んでる」みたいだと評し、「ソングライター軍団」を非難している。

ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズの新作『フー・ビルト・ザ・ムーン?』は11月22日に日本先行発売される。

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