ノエル・ギャラガーはリアム・ギャラガーのソロ作を「アデルがバケツに叫んでる」みたいだと評し、「ソングライター軍団」を非難している。
リアム・ギャラガーのソロ・デビュー・アルバム『アズ・ユー・ワー』のうち6曲はリアム・ギャラガー自身が書いた曲だが、アルバムにはアデルのプロデューサーとして知られるグレッグ・カースティンをはじめ、アンドリュー・ワイアット、アンドリュー・シドニー・フォックス、マイケル・タイ、レイン・アーチャーがソングライターとして参加している。先日、「ファンじゃない」からアルバムを聴かないと語っていたノエル・ギャラガーだが、今回彼の聴いた音源について語り、コラボレーターを並べたアルバムに手厳しい評価を与えている。
「“Wall of Glass”は聴いたんだけどさ、あれはアデルがバケツに叫んでるみたいなサウンドだよな」とノエル・ギャラガーは『i-D』誌に語っている。「でも、俺はファンじゃないから聴かないよ」
「ソングライター軍団によって書かれたアルバムに意見をまとめる気にならないっていうかね。ワン・ダイレクションの奴はやってないんだっけ? アイルランド人のアコースティックの奴(※エド・シーランを指しているものと思われる)は? 少なくともあいつはギターを弾くだけの良識は持っているわけでさ。俺はファンじゃない。何も言うことはないね」
「兄弟としての絆」は感じないと否定しながらも、ノエル・ギャラガーはツイッターで度々批判してくることに関してはアルバムを「プロモーション」してくれるならばいいとしている。
「元々はさ、こちら側としては、すごく親切心があったわけだよ。『うまくいけばいいのにな。もうその時期だろ』ってさ」と彼は続けている。「でも、今じゃそれもなくなってね。だって個人的なものになってしまったからね。だから、『あいつのやってることはクソだな。俺のアルバムをプロモーションしてくれる限りは、まあいい子だ』って感じだな」
彼は次のように続けている。「あいつのツイッターのやつもプロモーションしてる限りは気にしないよ。こっちは自分のことをやって、あいつも俺のことをやる。そして、その二つは出会うことはないんだ。ありがとさんよ」
リアム・ギャラガーは以前ソングライティングについて次のように語っている。「そういうことだよな。俺は“Live Forever”を書いたわけじゃないしさ。でも、歌ってすぐに俺は自分のものにしたんだ。俺は自分のことを、たまにちょっとした曲を書くロックンロール・シンガーだと位置づけてるからね。そういうことなんだよ。俺は自分がボブ・ディランだなんて言うつもりはないしな」
「理想としては俺も一人で書きたかったけど、俺にはすげえビッグな曲は書けないからな。限界があるんだよ。ヴァースはいいんだけどさ、その先が難しいんだよ」
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