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フー・ファイターズのフロントマンであるデイヴ・グロールは、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのチャド・スミスとポール・マッカートニーのドラム演奏について語っている。

これはアメリカのテレビ局、PBSで放送されるフー・ファイターズのドキュメンタリー番組「ランドマーク・ライヴ・イン・コンサート:ライヴ・アット・ジ・アクロ・ポリス」から公開された映像で明らかになったもので、映像では番組の司会を務めているチャド・スミスがバンドにインタヴューを行っている。

インタヴューでフロントマンのデイヴ・グロールは最新作『コンクリート・アンド・ゴールド』に収録された“Sunday Rain”でポール・マッカートニーがドラムを担当してくれたエピソードを語っている。

「“Sunday Rain”っていう曲は俺が書いて、自分でデモを録って、それからバンドとしてジャムったんだ。(ドラマーの)テイラー(・ホーキンス)が歌うところが好きでさ。彼は本当に素晴らしい声をしているからね」

彼は次のように続けている。「この曲で俺はドラムをやるつもりだったんだ。テイラーが歌うことになっていたからさ。そしたら、あいつが『だめだよ、だめ。ポールに来てもらってドラムを叩いてもらうのがいいよ』って言っててね。ポール・マッカートニーが今までたくさんの曲でドラムを演奏していることは、それほど多くの人には知られていないよね。ザ・ビートルズでもそういう曲があるんだけどね。それで俺は『ねえ、俺たちのレコードの新曲でドラムを叩いてみたくない?』って感じで(ポールに)訊いたんけど、彼は『君っていつもおかしな考えを思いつくよね!』って感じで言ってくれてさ。彼はスタジオにやってきて、自分のドラム・セットを準備して、すぐにこの音を出し始めたんだよ。彼は本当に叩きまくってたんだ」

チャド・スミスが「(ドラムは)彼だったんだ!」と答えると、デイヴ・グロールは次のようにレコーディングを振り返っている。「でも、一番素晴らしかったのは、彼が演奏しているところを見ていることだったよね。だって彼はただ満面の笑みを浮かべているんだよ。演奏しているときは本当にのめり込んでいるんだ。だからテイラーは椅子に座って、『サビ! サビ前!』って感じで指揮をふるっていたよね。この曲の俺たちのバージョンは確か5分とかだったと思うんだけど、ポールは12分くらい叩いてたんだ。彼は全然やめたがらなかったんだよ」

公開された映像はこちらから。

フー・ファイターズのドキュメンタリー番組「ランドマーク・ライヴ・イン・コンサート:ライヴ・アット・ジ・アクロ・ポリス」は現地時間11月10日に全編が放送される。

デイヴ・グロールは先日放送された「ジミー・キンメル・ライヴ」のゲスト司会者を務めている。

デヴィッド・レターマンに扮したデイヴ・グロールは『アナと雪の女王』への出演で知られるクリスティン・ベルにインタヴューし、その後『アナと雪の女王』の“Do You Want to Build a Snowman?”とメタリカの“Enter Sandman”をマッシュアップするパフォーマンスを披露している。

パフォーマンスの映像はこちらから。

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