ザ・ユーズドのフロントマンであるバート・マクラッケンはリンキン・パークのチェスター・ベニントンやサウンドガーデンのクリス・コーネルの死について語っている。
ザ・ユーズドは通算7作目となるニュー・アルバム『ザ・キャニオン』を10月27日にリリースしている。
バート・マクラッケンは米『フォーブス』誌に対して、親友の自殺から影響を受けたという新作『ザ・キャニオン』について語っており、チェスター・ベニントンやクリス・コーネルの自殺について自身の見解を述べている。
インタヴュアーのスティーヴ・バルティンから2人の死について訊ねられ、バート・マクラッケンはその悲劇的な死によって彼が感じたことが新作では反映されていると認めている。さらに彼が鬱を経験していた2004年ごろ、チェスター・ベニントンが自身の命を救ってくれたことについても語っている。
「鬱には多くの汚名が付きまとうし、完治することもないってことも分かってる」彼は次のように語っている。「自殺について語ることは身勝手さも含んでるから、それにすごくウンザリするし、怒って、すぐに話を終わらせてしまうんだ。チェスターはそんな俺がものすごく自殺願望を抱いてた時期に俺のそばにいてくれたんだ。2004年に彼は命を救ってくれたんだよ。そういう時に彼に誰も寄り添う人がいなかったという事実こそが俺たちが考えるべきことだよね」
「チェスターや友人のトレーガンの死と俺がどのように向き合っているかというと、過去の死と向き合い方とは反対なんだ。つまり何もかもを内面化するのではなく、ことによると死についてどんな時でも語るようにし、ファンや知らない人にも伝えていくってことなんだ。そういう方法によって俺は鬱っていうものに対して、さらに言えば人道的な問題やアメリカ人の持つ社会的権利や倦怠感についてもっと感情的なつながりを持つように感じるんだ」
リンキン・パークは亡くなったフロントマンのチェスター・ベニントンを追悼するための特設サイトも開設している。
特設サイトは自殺防止ホットラインの連絡先が冒頭に掲載されており、「#RIPCHESTER」のハッシュタグで投稿されたユーザーからの投稿が表示される仕組みとなっている。
http://chester.linkinpark.com/
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