ラスベガス出身のアーティストであるザ・キラーズとイマジン・ドラゴンズは、10月に起きたラスベガス銃乱射事件の被害者を追悼するチャリティ・コンサートのヘッドライナーを務めるという。
「ルート91・ハーヴェスト・フェスティバル」では銃の乱射によっておよそ60人が亡くなり、ラスベガス出身である両バンドが被害者を悼むチャリティ・コンサートに参加するという。
このコンサートによる収益は銃乱射事件の犠牲者のための基金に寄付される。
ザ・キラーズのフロントマンであるブランドン・フラワーズは、当時ラスベガスの実家に帰省する最中であり、事件発生の数時間前には飛行機の窓からラスベガス・ストリップを眺めていたという。
事件を受けてブランドン・フラワーズはフェイスブック上に次のように綴っている。「このあいだの日曜日はオーストラリアから家に戻るための飛行機に乗っていて、僕は故郷の上空を飛んでいた。おでこを窓にあててラスベガスを見下ろすと、ノスタルジアで胸が少しチクっとしたよ。僕は地中深くで眠っている母のことやヘンダーソンにいる友達のことを考えたりしながら、フラミンゴ・ロードと95号線が交わるところをなぞったり、かつて僕が通ったシャパラル高校を指差したりしていたんだ」
「街の全景を見ることができて、だけど、これから何が起きようとしているのかまではあまりに遠くて見えなかった。これが現実だなんて信じがたいよ。この悪夢によって人生を奪われた人たちと、何らかの影響を受けた全員に祈りを捧げたい」
彼は次のように続けている。「人々が危険の中にもかかわらず他の人を助けるために自らの命を懸けた、なんて話を聞くと胸が一杯になる――ラスベガスってああいうところだろって人々が話すステレオタイプとは真逆だと思うんだ。僕らはみんな長年見失っていた兄弟や姉妹なんだ。僕の故郷が恋しいし、僕の母親が恋しいし、会ったことはないけれど犠牲になった人たちを惜しんでる。だけど、亡くなった人たちの思い出を生き続けさせるためにも、近いうちにみんなと会えることを楽しみにしているよ」
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