リアム・ギャラガーはミック・ジャガーの家に招待されたものの、ドラッグをやっていたために帰るよう言われたことを明かしている。
これはリアム・ギャラガーが編集長を務めた、『NME』の別冊『NMEゴールド』に掲載のインタヴューで語られたもので、『NMEゴールド』では『NME』とその姉妹誌『メロディー・メーカー』誌の膨大なアーカイヴから編纂した100ページにわたる特集記事が組まれている。リアム・ギャラガーは特集記事の中で、自身のヒーローや尊敬する同時代の人物、今日の自身を形成する上で影響を受けたアーティストらについて明かしている。
ザ・ローリング・ストーンズについて語るなかで、リアム・ギャラガーはミック・ジャガーの家を訪問したもののドラッグをやっていたために事態がまずい方向に向かったことを明かしている。
「ミック・ジャガーかい? 一度リッチモンドの自宅に行ったことがあるんだ」とリアム・ギャラガーは『NMEゴールド』に語っている。「招待されたんだ。なぜだかは知らないけどね。車を降りた時には、ドラッグをやっててね。家に入って『これはマズいな』って思ってたんだけどさ、音楽もかかってなくてね。階段を降りて、ちょっとした後に階段を上って、階段の淵に立って、舌打ちをして、『一体どこに来たんだ?』『音楽はどこだ?』って感じになっちゃってさ」
「それで確か帰るように言われたんだと思う。いつものことだけどさ。でも、ストーンズはザ・ビートルズと同じくらい素晴らしいよ。俺の知る限り、ストーンズは究極のロックンロール・バンドだね。ザ・ビートルズは魔法使いみたいんだけどさ、ストーンズは野郎どもって感じだろ」
リアム・ギャラガーは『NMEゴールド』でザ・ストーン・ローゼズについても語っており、青春時代に「家での家族のゴタゴタ」からの逃げ道を与えてくれたと語っている。
「ウチの奴が“Sally Cinnamon”を持ってたのを覚えてる。でも、最初は“I Wanna Be Adored”だったかな」とリアム・ギャラガーは『NMEゴールド』に語っている。「俺は学校に通ってて、ダミアンっていう友達がいたんだけどさ、そいつの兄貴もザ・ストーン・ローゼズにすごくハマっててね。ダミアンが『ザ・ストーン・ローゼズって聴いたか? “I Wanna Be A Dog”って曲があるんだ』って言ってきたんだ」
「『“I Wanna Be A Dog”だって? 一体どういう意味だ?』って感じでさ。15歳か16歳ぐらいだったかな。それで、やっとちゃんとレコードを聴いてさ。そこにはマジで夏の感触があってさ、本物の輝きがあったんだよ。まあ、家での家族のゴタゴタなんかがあったからさ、俺には鼓舞してくれるものなんかを必要としててね。分かるだろ? ビタミンB12なんかを摂るみたいだった」
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