GETTY

Photo: GETTY

リンキン・パークのマイク・シノダは新たなインタヴューでチェスター・ベニントンと自身の関係について語っている。

リンキン・パークは10月27日にハリウッド・ボウルでチェスター・ベニントンの追悼コンサートを開催している。このコンサートにはブリンク182やコーンのフロントマンであるジョナサン・デイヴィス、アヴェンジド・セヴンフォールドのM.シャドウズとシニスター・ゲイツ、システム・オブ・ア・ダウンのダロン・マラキアン、シャヴォ・オダジアン、イエローカードのライアン・キー、キアーラらが出演している。

この公演について特集した『ケラング!』の最新号でマイク・シノダはチェスター・ベニントンとの近年の関係について語っている。

「僕らがよく話していたことの一つが、彼の家族への愛情についてだったんだ。彼は深く奥さんやすべての子供のことを愛していてね。彼の家族は養子とか血縁関係とかの点では複雑だったんだけどね。僕にとって大人になってからの生活で言えば、妻を除けば、誰よりも多くの時間を過ごしたのがチェスターだった。いつもお互い一緒にいたからね。みんな、僕らが兄弟みたいだって言ってたけど、兄弟が血縁で結びついてることであれば、それは違うわけでね。厳密に言えば、僕らは同じバンドにいた人間で、僕らが望めば、解散だって離れることだってできた。そして、僕らがそうしなかったのは異例のことだと思ってるんだ」

「僕らは一緒にいて、ツアー中なんかは毎日だった。一緒に飛行機に乗って、ライヴの行き帰りには一緒に車に乗った。ここ数年間、いつも僕と彼は一緒でね。毎日、彼の家族についての話をし、毎日お互いの子供や奥さんの写真を見せあって、家族がどんな様子か話したりした。笑ったり、祝ったり、文句を言ってみたりね。誰でもそうだけど、僕は完璧な親ではなかった。でも、チェスターはすごい誠意の持ち主だったから、本当に寛大な心をもって、なによりも家族を愛してたんだ」

「彼がそうするためにすごく努力をしていたことを知ってるよ。朝起きて家族との時間を過ごし、2時間のワーク・アウトをやって、AAミーティングとかセラピーとか、彼の内面に作用するものをやり、喉のウォーミング・アップをする。こうしたことを日々の暮らしを続けていくためにすべてやってたんだ。こうしたことを毎日続けて、そうやってスタートラインに近づこうとしてたんだよ。他のみんなと同じ飛行機に乗るとかね。みんなが見てきた彼になるために、すごく努力していたことを僕は知ってる。彼にとってそれは簡単なことではなかったんだ」

チェスター・ベニントンの追悼コンサートの収益はミュージック・フォー・レリーフのワン・モア・ライト・ファンドに寄付されている。

ドキュメンタリー『ザ・ビートルズ: Let It Be』をディズニープラスで見る 広告

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ