ジョン・レノン所有の手書きのコメントが入ったザ・ビートルズの貴重なアルバムが今月、20万ドル以上(約2200万円)の価格でオークションで販売される見込みだという。
『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』の初期バージョンはザ・ビートルズの面々が食肉業者に扮した悪名高いアルバム・ジャケットで知られており、レーベルの取締役が写真を問題視して発売直前に回収としたことで、残っているのはわずかとなっている。
ジョン・レノンが個人的に所有していたものはそんな僅かなうちの1枚で、ジョン・レノンは様々なザ・ビートルズの品々やブートレッグ音源を提供した収集家のデイヴ・モレルにこれを渡している。
アルバム・ジャケットにはジョン・レノンからの手書きの「トゥ・デイヴ・フロム・ジョン・レノン」というメッセージが書かれ、1971年12月の日付が添えられている。
Woah! #JohnLennon's own copy of the #Beatles 'Butcher Cover' up for sale @HeritageAuction: https://t.co/Ib7md7bVUu pic.twitter.com/XKleN3JiFc
— JustCollecting (@just_collecting) October 11, 2017
今回、このアルバムがオークションにかけられることになり、専門家は20万ドルはくだらないと見ている。
ヘリテージ・オークションの音楽部門の取締役であるゲイリー・シュラムは『デイリー・メール』紙に次のように語っている。「ワールド・クラスという言葉は収集品を評するのにおそらく使われすぎていると思いますが、この唯一無二で貴重な、価値あるザ・ビートルズの一品はワールド・クラスという言葉が大言壮語にはならないでしょう」
「このアルバムは貴重なもので、ブッチャー・カヴァーは回収された後、次の日からは市場に出されていません。これはジョン・レノンが個人的に所有していたもので、普通のものはバックがブランクになっていますが、これはジョン・レノンがそこに手書きで書き込んでいます」
「加えて、これはステレオ盤で、ブッチャー・カヴァーでも最も貴重なものとなっています。というのも、発売された時もステレオ盤は僅かな数しか作られていないのです」
「なので、音楽の歴史を収集するのが好きなザ・ビートルズやロックンロールのコレクターにとって途轍もない一品と言えるでしょう」
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