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U2は、フロントマンのボノが最近「健康面の懸念」を感じていたことを明かし、それがリリースが待たれる新作の『ソングス・オブ・エクスペリエンス』のソングライティングにいかに影響を与えたかについて語っている。

U2は今冬に通算14作目となるアルバム『ソングス・オブ・エクスペリエンス』をリリースを控えており、バンドは最新シングル“You’re The Best Thing About Me”を先日リリースしている。2014年にリリースした前作『ソングス・オブ・イノセンス』と対をなす本作は、ドナルド・トランプの大統領選勝利によってリリースが延期されており、バンドはその間に後世に多大な影響を与えたアルバム『ヨシュア・トゥリー』の30周年記念ツアーを行なっている。

しかしながらバンドは今回、アルバムについて「パーソナルなものと政治的な黙示録が合致」していたことを明かし、具体的な言及は避けたもののボノが「シリアス」な健康面の懸念を体験していたことを明かしている。

「俺たちは世界で起きていることに配慮するために立ち止まる必要があったっていう、エッジの発言は嘘じゃないんだ」とボノは『Q』誌に明かしている。「ただ、エッジは俺の世界で起きていることに言及したくなかっただけなんだよね。リアリティ番組で起きる騒動みたいなメロドラマに聞こえるのは嫌だから、俺も詳細までは話したくないんだけどさ。そういう瞬間って多くの人に訪れるわけでね。俺もいくつか経験したんだ。そこまでのレベルじゃないけどね」

アイルランド出身の詩人ブレンダン・ケネリーから受けた「まるで自分が死んだかのように書きなさい」という助言にインスパイアされたという最新作は、家族や友人、ファンに向けたボノからの最後の手紙という形態になっているという。

「他には何も重要なことはないという状況の一つなわけでね」とボノは続けて語っている。「そういう時、自分自身に何て言いたい? 愛する人々に何を伝えたい?」

ボノが感じている恐れについて、ギタリストのジ・エッジは次のように続けている。「ボノが純粋に多大な懸念に襲われたっていうのは、かなりシリアスだったよ。だけど、それがボノをライターとして素晴らしい場所へ導いてくれたんだ」

U2は12月1日にニュー・アルバム『ソングス・オブ・エクスペリエンス』をリリースする見込みとなっている。

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