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シンガーソングライターのジュリア・ホルターは、リアル・エステートの元ギタリストであるマット・モンダナイルから「弁護士を介入させる必要を強いられ、生命の危険を感じる」まで度重なる精神的虐待を受けていたことを明かしている。

ギタリストであり現在はソロ・プロジェクトのダックテイルズとして活動しているマット・モンダナイルは、ここ数週間にわたって過去の複数の性的虐待について告発されており、現行のツアー日程のキャンセルを余儀なくされている。マット・モンダナイルは一連の訴えに対して声明を発表しており、「自分の不適切な行為について終わることのない申し訳なさを感じる」としながらも、「書かれたり言われたりしていることの多くは嘘であり誹謗中傷」だとしている。

今回、過去にマット・モンダナイルと交際していたジュリア・ホルターが彼から受けていたという虐待の経験を明かしている。ジュリア・ホルターはソーシャル・メディアに声明を綴っており、マット・モンダナイルの被害者による過去の証言は「互いに一致しており、私が過去にマットについて知ったこととも一致しています。彼には境界などないのです」と綴っている。

ジュリア・ホルターは続けている。「私の経験では、彼は私が弁護士を介入させる必要を強いられ、生命の危険を感じるまで感情的に虐待をしてきました」

ジュリア・ホルターはさらに、虐待によって残る影響に対処しようとしていた自身の経験について明かしている。「この問題は私にとって口に出すには難しいものでした。私は2年以上を過去に彼にされた行為に悩まされながら一人で費やしてきたので、何か抜けている情報がないかと不安になってしまっていたのです。今回の様々な証言は、私にとって理解の助けになりました。自分がそういう状況に置かれている時は、自分の現実を疑って、自分が話を作り上げようとしているのか、事を大袈裟にしようとしてしまっているのかと不安になってしまうのです。そういう時に他の人から自分は間違っていないと保証してもらうことが助けになるのです。声を上げてくれた女性の皆さん、ありがとう。それから、声をあげるのが難しいと感じている人たちも、その気持ちは分かります。あなたは一人じゃないということだけ、分かっておいてください」

ジュリア・ホルターの声明全文はこちらから。

ニュージャージー州のバンドであるリアル・エステートは、2016年5月に「彼自身のプロジェクトであるダックテイルズに専念するため」という声明と共にマット・モンダナイルがバンドから脱退することを発表している。しかしながら、リアル・エステートは先日新たに声明を発表しており、マット・モンダナイルの「容認しがたい女性の扱い方」のために彼をバンドから「解雇」していたことを明かしている。『スピン』誌は後日、マット・モンダナイルから性的な嫌がらせを受けていたとする多くの女性たちの証言を掲載している。

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