モリッシーが、最近オーストラリア政府が明らかにした、絶滅危惧種保護の観点から200万匹の野良猫を殺処分する計画を批判している。
この公約は7月、オーストラリア環境大臣グレッグ・ハントが述べたもので、野良猫を減らせば「多くの絶滅危惧種への脅威が止まり、事態は好転する」という。
元ザ・スミスのフロントマン、モリッシーはこの計画を酷評する声明を出している。「僕らはみんな、バカな奴らがこの地球を支配してるってことは分かってるさ。だけどこれは愚かさの極みだ」
ファンサイト「True To You」に投稿した公開書状でモリッシーはこう綴っている。「この猫たち(彼らがネズミの数を調整してくれているんだ)はコンパウンド10/80 という強烈な毒薬で残忍に殺される。これは想像を絶するような長時間の恐怖を引き起こす毒薬さ」
「オーストラリアの国民は納得してないだろう。もちろん計画の是非を問われることもない。だってトニー・アボットの支配するオーストラリア政府は、基本的に牧羊者業の委員会で、動物愛護とかアニマル・リスペクトに関心ゼロだからね」
「この猫たちは実際、あの殺されたライオンのセシルが小さくなったのが200万匹集まったのと同じだ。僕はただもう……原子爆弾でも落ちやがれと言いたい」
モリッシーは先日、デーヴィッド・キャメロン英首相が「イギリス国民が幸せになれない」理由だと発言している。
今月、小説としては処女作となる『List Of The Lost』を刊行するモリッシーだが、アメリカの政治ニュースサイト『ザ・デイリー・ビースト』のインタヴューで、次のように述べている。
「先日のイギリス総選挙の結果が出た時、国中が無力感の暗雲に覆われてしまったんだ……問題は、なぜ我々イギリス国民は、いつまでたってもエリート主義の政治体制から抜け出すことができないかということだよ。これだから、国民は幸せになれないんだ」
「もし、キャメロン英首相が明日、イギリスの政治から身を引いたら、来週には誰もが彼のことを忘れてしまうだろう。驚くべきことに、それだけ民衆にとって意味をなさない首相が国を治めているっていうことだよ」
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