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カナダの国民的バンドであるザ・トラジカリー・ヒップのフロントマン、ゴード・ダウニーが53歳で亡くなったのを受けてカナダの首相であるジャスティン・トルドーが追悼の意を表している。

ゴード・ダウニーは2015年12月に発作に見舞われた際に、侵襲性の強い不治の脳腫瘍である膠芽腫が発見されていたという。彼は現地時間10月17日に亡くなっている。

ゴード・ダウニーの訃報を受けてジャスティン・トルドー首相はテレビで次のように語っている。「ゴードは僕の友人であり、みんなの友人だったんだ。ゴード・ダウニーのいない国は寂しくなるよ」

ジャスティン・トルドー首相はゴード・ダウニーの訃報を受けて長文の声明も発表している。

「約50年間にわたってゴード・ダウニーはカナダの物語をつまびらかにし、語ってきてくれました。彼はカナダで最も象徴的なバンドのフロントマンであり、ロックスターであり、アーティストであり、詩人でした。彼の示唆に富む歌詞は国を定義することとなったのです。

ザ・トラジカリー・ヒップの音楽は、ミステイクン・ポイントからチャーチルまで私たちに訪れたことのない場所を探ることを促し、私たちが故郷と呼ぶ場所の複雑さと広大さを描くことでお互いを理解することを手助けしました。

ゴードの使う言葉は深いものでした。彼はその言葉で景色を描き、カナダの地理や歴史的人物、神話などを昇華させました。彼の語りは鳥肌もので、カナダ人であることを誇らしく感じさせてくれました。ゴード自身と同様、常に率直で正直だった彼の音楽のおかげで、私たちのアイデンティティとカルチャーはより豊かなものとなったのです。

病気の後もゴードは自らの信じるもののために懸命に闘いました。社会的公正、環境保護、先住民族との和解。亡くなる前、彼は寄宿学校から自宅への道を探す途中、飢えと低体温症で亡くなった12歳のチェイニー・ウェンジャックの物語に光を当てました。先住民族の問題への意識を向上させた功労で彼は2017年にカナダ勲章を授与されています。

ゴードは自身が気にかけた問題への取り組みをやめませんでした。彼の取り組みと情熱はこれからもカナダ国民を鼓舞し続けるでしょう。

カナダ国民に代わってソフィーと私はゴードの遺族や友人、バンドメイト、クルー、そして彼のたくさんのファンにお悔やみを申し上げます。彼は本当に惜しまれることになるでしょう」

カナダで絶大な人気を誇るザ・トラジカリー・ヒップは13枚のスタジオ・アルバムをリリースしており、最新作は2016年発表の『マン・マシーン・ポエム』となっている。バンドが最後にパフォーマンスを行ったのは2016年8月のオンタリオ州キングストンの公演となっている。

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