リアム・ギャラガーはオアシスの『ビィ・ヒア・ナウ』の評判がよくないのはノエルのせいだとしている。
1997年に発表されたオアシスのサード・アルバムについては意見が分かれており、アルバムは初日で424000枚のセールスを記録して、UKの最速セールス記録を塗り替え、多くの人が名作と認知するものの、あのアルバムについて拙速で慢心に溢れ、バンドの失墜の始まりだと見る人もいる。
今回、最新インタヴューでリアム・ギャラガーは『ビィ・ヒア・ナウ』を擁護しており、ノエル・ギャラガーの意見に同調した「羊」たちがアルバムを嫌いなんだとしている。
「みんなを担ぐわけじゃないけど、世間にはたくさんの羊がいるだろ」とリアム・ギャラガーは「ヴァルチャー」に対して語っている。「それでノエルが『こうだ』と言ったら、多くの人が自分の頭も使わずに『ああ、俺もそう思う』って言うわけでね。ノエルが過去最高とか言っても、俺は違う評判になることを分かってるからね。あいつがあのアルバムを好きじゃないのは、前の奥さんとのよくない時期を思い出させるからだよ。それはいいんだけどさ。それもあいつの特権だからね」
「でも、俺からすれば、あのアルバムを作ってる時は素晴らしい時期でね。いくつか優れた曲があると思ってるし、俺もよく歌えていたと思うし、いい時だったよな。ちょっと長い曲はあるし、ちょっとオーバープロデュースでもあるけど、でも、誰がプロデューサーでも、ああなるよ。当時、うちの奴はずっとトラックをいじっててさ。曲を書いて、ギターを弾いて、黙ってろって感じだよな」
「俺はあのアルバムが好きだよ。あれが俺のやったことだからね。俺は歌って、いい時間を過ごして、パブに行ったっていうね」
先日、リアム・ギャラガーはブリットポップという言葉が「嫌い」で「侮辱的だ」と断言している。
「俺はあの言葉がメチャクチャ嫌いなんだよ、ああ」とリアム・ギャラガーは応じている。「俺たちはポップじゃないわけでね。俺からすれば、ヴァーヴと俺たちについてはずっとそう感じてたんだ。俺たちはシーンも違くて、クラシックなロックンロール・バンドなんだよ。ブリットポップってのは俺にとって、パルプとか、メンズウェアとか、ブラーとか、くだらないカムデンのバンドの、かしこまった連中のことなんだよ。俺の言ってることが分かるかい? 個人的にはすごく侮辱的だなって思ってきたんだ」
リアム・ギャラガーは次のように続けている。「ザ・ヴァーヴとオアシスはさ、ブリットポップより大きくなるにはどうすればいいか考えてたんだ。俺たちはクラシックなロックンロール・バンドだからな」
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