リアム・ギャラガーはブリットポップという言葉が「嫌い」で「侮辱的だ」と断言し、オアシスは「ブリットポップより大きな存在になるにはどうすればいいか考えてた」と語っている。
リアム・ギャラガーは現地時間10月6日にソロとしてデビュー・アルバム『アズ・ユー・ワー』をリリースしており、全英アルバム・チャートで1位を獲得している。
『マグネット』誌のフー・ファイターズのテイラー・ホーキンスによるインタヴューに答えたリアム・ギャラガーは、オアシスをはじめ90年代の多くのイギリス出身のインディー・バンドを表す包括的なジャンル名「ブリットポップ」について批判している。
「オアシスが出てきたのと同じぐらいの頃にその他のたくさんのバンドが出てきてね、批評家たちは一つのジャンルを言い表そうとして、そういう言葉を使うのが大好きだったわけだけどさ。どこも似たとこなんてないのにね」とテイラー・ホーキンスは切り出して、リアム・ギャラガーに次のように尋ねている。「ブリットポップという言葉は嫌いかい?」
「俺はあの言葉がメチャクチャ嫌いなんだよ、ああ」とリアム・ギャラガーは応じている。「俺たちはポップじゃないわけでね。俺からすれば、ヴァーヴと俺たちについてはずっとそう感じてたんだ。俺たちはシーンも違くて、クラシックなロックンロール・バンドなんだよ。ブリットポップってのは俺にとって、パルプとか、メンズウェアとか、ブラーとか、くだらないカムデンのバンドの、かしこまった連中のことなんだよ。俺の言ってることが分かるかい? 個人的にはすごく侮辱的だなって思ってきたんだ」
リアム・ギャラガーは次のように続けている。「ザ・ヴァーヴとオアシスはさ、ブリットポップより大きくなるにはどうすればいいか考えてたんだ。俺たちはクラシックなロックンロール・バンドだからな」
リアム・ギャラガーはまた、ブリットポップの流行について当時の音楽ジャーナリストのせいだとしている。「あれはジャーナリストのせいだよな、そうだろ?」とリアム・ギャラガーは語っている。「怠惰な連中だよ。俺はブラーとかあのへんはさ、かしこまった、変な感じのくだらない音楽をやってると思っててさ。“Champagne Supernova”は最高の曲のわけでね。連中は指で耳をふさいで、跳び回っているだけだろ」
リアム・ギャラガーは同じインタヴューの中でクイーンがあまり好きじゃないことも明かしている。
好きなアメリカのバンドについて訊かれると、ファンであるバンドとしてガンズ・アンド・ローゼズとクリーデンス・クリアウォーター・リバイバルを挙げ、フー・ファイターズのフロントマンであるデイヴ・グロールのかつてのバンドであるニルヴァーナにも賛辞を送っている。
「俺はニルヴァーナは好きだね。いくつか好きな曲があるんだ」とリアム・ギャラガーは語っている。「当時は他に誰がいたっけ? パール・ジャムは大ファンではないんだけどさ」
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