リアム・ギャラガーはザ・リバティーンズのピート・ドハーティについて「真のロックスター」ではないと語っており、一方でテレビ司会者でスウィング・シンガーのブラッドリー・ウォルシュについては好意的に語っている。
リアム・ギャラガーはピート・ドハーティ率いるベイビーシャンブルズのベーシストであるドリュー・マコーネルを自身のソロのバンドに起用している。今回、リアム・ギャラガーはピート・ドハーティについて「ロックスター」ではなく、自身は「詩人」なんだと主張するアーティストの例として挙げている。
「でも、彼はロックスターじゃないんじゃないかな」とリアム・ギャラガーは『ミュージック・ウィーク』誌に語っている。「彼はどんな奴かは知らないんだけどさ。でも、そういうものを避けてるだろ。最近だと『ロックスター』というのを嫌な言葉だと思ってる奴らが多いんだ。『いや、俺はロックンロールじゃない。詩人なんだ』とかさ。失せろ、って感じだね。17歳とか18歳とかでバンドに入ったら、キース・ムーンやキース・リチャーズになりたいもんだろ」
「そういう奴らにイラッとするんだ。うちの奴も鞍替えして『俺はロックスターじゃない』とかって言ってたしさ。ああ、もう一度言ってみろってんだよ。俺はロックスターであることが誇りだし、俺の看板には偽りなしだからな」
リアム・ギャラガーは以前『NME』に対してピート・ドハーティと交流があるのかについて次のように語っている。「いや。一度だけ会ったことがあるんだけどな。数年前にフォーラムで会ったんだけど……いわゆるザ・リバティーンズの連中といてさ。俺は『よお、お前、本当に背が高いな』とだけ言ってね。俺のマイクスタンドみたいだったよ」
しかし、リアム・ギャラガーはイギリスのクイズ番組「ザ・チェイス」の司会者であるブラッドリー・ウォルシュのファンのようだ。ブラッドリー・ウォルシュは昨年2016年にスウィング・アルバム『チェイシング・ドリームス』をリリースしており、このアルバムは2016年のデビュー・アルバムとしては最多の売上を誇っている。
「あいつのことは気に入ってるよ! クールなやつだよな」とリアム・ギャラガーは語っている。「あいつは好きだな。揉めてもないしさ。だって、本職のミュージシャンじゃないし、ちょっと歌ってるだけにすぎないからな。曲を聴いたことはないけど、でも、あいつのことは好きだよ。良いんじゃないかな。俺みたいに本気でやってるってわけじゃないしな」
『NME』がリアム・ギャラガーのこのコメントをブラッドリー・ウォルシュに伝えたところ、ブラッドリー・ウォルシュは感動したと語り、2005年に二人が会った際の様子を振り返っている。
「とても幸運なことに、ある日、僕はBBCにいてね。『コロネーション・ストリート』に出演していた時だったんだけど、BBCに行って仕事を片付けなくちゃいけなかったんだ」とブラッドリー・ウォルシュは『NME』に語っている。「そうしたら彼が廊下で僕のところにやって来て、『よう! 飲みに行かない?』って訊いてきたんだよ。それで『おう! 良いよ、うん、そうしよう』って答えたら、彼は『ついて来いよ』って言ってきてね。結局、オアシスの控え室であの兄弟や(当時のオアシスのドラマーの)ザック・スターキーと一緒にいることになってね。リアムが立ち上がって、じっと僕を見つめてきて、『母ちゃんがあんたのこと大好きなんだ』って言うんだよ。ノエルも『それ本当だぜ』って言ってくれてね。それで僕を飲みに誘ってくれたというわけなんだ。彼らの母親が『コロネーション・ストリート』での僕をクールだって思ってくれていたおかげなんだよね」
コラボレーションの可能性を尋ねられるとブラッドリー・ウォルシュは冗談交じりに次のように答えている。「リアム・ギャラガーと? ああ、間違いなくやるけど、冗談だろ? 誰とでもコラボレーションするつもりだけど、それはちょっと気に入ったな。オアシスは素晴らしいと思ってるんだ。彼のヴォーカルはさ、すごいシンガーだよ。アクセントが好きだな、そこが好きなんだよね」
広告 【独占配信】エミー賞®史上最多18部門受賞の歴史的快挙!真田広之主演&プロデュース「SHOGUN 将軍」をディズニープラスで見る
Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.