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プリンスが最近のポップミュージックの動向について「音楽にとって悪い時代」と批判している。

『ニューヨーク・ポスト』紙の取材において、プリンスはテーム・インパラやザ・ウィークエンド、ミゲルといった彼の作品の影響を受けているアーティストについてどう思うかを訊かれ、喜ぶどころか、次のように答えている。「僕の音楽と似た音楽があるかも知れないけど、それに何の意味がある? 同じことの繰り返しじゃないか」

続けて「全般的に音楽にとって悪い時代だね。メインストリームのポップミュージックの中で、目新しさで人々を驚かせるような音楽はほとんどない」と語っている。

プリンスは9月に自身のバンドであるサードアイガールのニュー・アルバム『ヒット・アンド・ラン』をタイダルを通してリリースする。これはプリンスにとって通算35作目となるスタジオ・アルバムで、プリンスは2014年にもサードアイガールの『プレクトラムエレクトラム』と、ソロ・アルバム『アート・オフィシャル・エイジ』の2枚をリリースしている。

プリンスは先日、タイダルに協力することについて話し合ったことが決め手となったと説明している。「1度ミーティングをしたんだけど、ジェイ・Zと彼のもとに集まったタイダルのチームが、現在のような音楽業界にとって重要な局面で本物のミュージシャンが作品を生み出すためにベストを尽くしていることをすごく理解できたし、支持したいと思ったんだ」

「タイダルは我々を尊重してくれているし、これまで慣れ親しんできたやり方で我々がアートを生み出せるように惜しみない協力をしてくれている。彼らのあたたかいサポートには本当に感謝しているよ」とプリンスは語っている。

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