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ケイティ・ペリーは、自宅にしようと入札したロサンゼルスの修道院について、いまだにヴァチカン市国からの承認を得られていないことが明らかになっている。

ケイティ・ペリーは、ここ2年間にわたってロサンゼルスの8エイカーの不動産についての所有権をめぐる争いに巻き込まれている。ケイティ・ペリーは修道院を大司教のホセ・ゴメスが運営しているロサンゼルスの大司教区から購入できると考え、1450万ドル(約16億円)で入札していた。

しかし、当時修道院に暮らしていた5人の修道女たちはケイティ・ペリーがオーナーにふさわしくなく、ビジネスウーマンのダナ・ホリスターに売却しようとしていた。ダナ・ホリスターは修道院をホテルとして使用しようとしていたという。地元のカトリック系大司教は土地を売る権利を持っているのは大司教であって修道女ではないとし、ケイティ・ペリーに売却することを希望していた。

今年3月には、ロサンゼルスの地方裁判所判事が修道女は「ホリスターに修道院を売却する権利を有していない」とし、なおかつ「適切な取引がなされていない」とする判決を出し、ケイティ・ペリーが勝訴している。

今回、報道によれば、ケイティ・ペリーは購入に必要なヴァチカン市国の承認を未だに得られていないとのことで、大司教区はこの修道院に代わる教会となる新たな場所を探す必要があるとしている。解決までに要する時間は明らかになっていない。「教会に最適な場所が見つかるまで、ヴァチカンは了承しないでしょう」と大司教区のエイドリアン・アラルコンは「ハリウッド・レポーター」に明かしている。

修道女たちは以前、ケイティ・ペリーが2014年に魔女狩りで有名なマサチューセッツ州セーラムを訪れたことを引き合いに出し、ケイティ・ペリーについて魔女だと非難している。86歳のキャサリン・ローズ修道女は『デイリー・メール』紙に次のように明かしている。「申し訳ありませんが、私は魔術というものに興味がなく、魔術に興味のある人々に興味がないのです。私は心配してしまいます。あの修道院は母なる修道院で静謐な場所であり、神聖な土地なのです」

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