Photo: GETTY
スージー・アンド・ザ・バンシーズで知られるスージー・スーが8年ぶりとなる新曲をリリースしている。
新曲“Love Crime”はアメリカのテレビドラマ「ハンニバル」のためにレコーディングされたもので、ブライアン・レイツェルとの共作となっている。
ドラマ「ハンニバル」のエグゼクティヴ・プロデューサーであるブライアン・フラーは、『テレビ・ガイド』誌のサイト上で次のように語っている。「ブライアン・レイツェルは、僕がスージー・スーの大ファンで、他のどのアーティストよりも、彼女のコンサートにたくさん足を運んでいることを知っていたんだ。僕たちも、彼女が『ハンニバル』のファンだと知っていたから、曲を書くことに興味があるかどうかコンタクトしてみたんだよ。彼女は8年間シングルを出していなくて、本人が言うには、長いこと曲を書く気持ちになれなかったようなんだけど、彼女が『ハンニバル』にインスパイアされて、新曲を書いてくれることになったんだ。信じられないほど名誉なことだよ。彼女には曲をウィルとハンニバルのラブソングにして欲しいと頼んだんだ。そしたら彼女は素晴らしいテーマ曲を持ってきてくれて、『これはフィナーレに使わなくちゃ』と話したよ。本当に完璧だったからね」
「でも反論もあったんだ……支払いはできるのかって。僕たちの予算は底をついていたし、製作会社もすでに払った予算以上にお金を用意する気はなかった。僕はアメリカとUKのそれぞれの放送局であるNBCとスカイに行ってこう言ったんだ。『番組が打ち切りになったのは分かっています。プロデューサーの僕がここへ来て、あなた方にとってこれ以上収入の見込みもないものに対してお金を要求しても、聞いてもらえなくて当然でしょう。でもこれは、スージー・スーなんです。名誉なことで、彼女の8年ぶりのシングルなんです』って。両社とも言ってくれたよ。『もちろんだ。我々できっかり半分ずつ負担しよう。我々がこう言うのは、あなた方のことも番組も気に入っているし、スージーのことが大好きだからだ』ってね」
新曲“Love Crime”の音源はこちらから。
スージー・スーは2007年にソロ・アルバム『マンタレイ』をリリースしている。
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