リンキン・パークのフロントマンであるチェスター・ベニントンの妻のタリンダ・ベニントンは、生前最後に撮影された彼の映像を公開し、「鬱というものが表情や雰囲気を持たない」ことを訴えている。
公開された動画はチェスター・ベニントンが亡くなる36時間前に撮影された、チェスター・ベニントンが子供たちとテーブルを囲んで味の分からないジェリー・ビーンズを食べている様子が収められているもので、映像内の彼は一見すると元気そうに見える。
動画の投稿に際して、タリンダ・ベニントンはツイッターに次のように投稿している。「次のツイートは、今までで一番パーソナルなツイートよ。これを観て、皆さんにも鬱というものが表情や雰囲気を持たないということを知ってもらいたいの」
タリンダ・ベニントンは続けて、次のような文章と共に動画を投稿している。「これが、彼が亡くなる36時間前に私たちが見ることのできた鬱の表情よ。彼は私たちをとても愛してくれていたし、私たちも彼を愛していたわ」
My next tweet is the most personal tweet I have ever done. I'm showing this so that you know that depression doesn't have a face or a mood.
— Talinda Bennington (@TalindaB) September 16, 2017
This is what depression looked like to us just 36 hrs b4 his death. He loved us SO much & we loved him. #fuckdepression #MakeChesterProud pic.twitter.com/VW44eOER4k
— Talinda Bennington (@TalindaB) September 16, 2017
チェスター・ベニントンは7月20日にカリフォルニア州の自宅で亡くなっていることが発見されている。享年41歳だった。
タリンダ・ベニントンは先日、チェスター・ベニントンについて「解き放たれました」と述べている。
彼女は声明の中で次のように語っている。「彼は天使の声を持つ、輝かしき愛されている魂の持ち主でした。彼は今となっては痛みから解き放たれました。そして、私たち全員の心の中で歌を歌ってくれています。神のご加護と共に痛みにある我々がお互い助け合うようにならんことを。チェスターは我々にも自分と同じことをしてほしくはないと思っています。安らかに。愛を」
また、チェスター・ベニントンの息子であるドレイヴン・セバスティアン・ベニントンは先週、国際自殺予防週間に際してメッセージ動画を公開している。
短い動画の中で15歳であるドレイヴン・セバスティアン・ベニントンは次のように語っている。「鬱になったり、悲しくなったり、辛い1週間や1ヶ月、1年を過ごしてしまっている時は、自分を傷つけてしまう前に誰かに話をすることを誓います。そして、皆さんにも同じように行動して欲しいと思っています。自分自身を救うのです。傷つけてはいけません」
ドレイヴン・セバスティアン・ベニントンによるメッセージ動画はこちらから。
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