8月30日にロサンゼルスのステイプル・センターで行われたMTVビデオ・ミュージック・アウォーズで、ニッキー・ミナージュはマイリー・サイラスに対して「ビッチ」と厳しい言葉を投げかけている。
事の発端は、自身の作品“Anaconda”がビデオ・オブ・ザ・イヤーにノミネートされなかったことを知ったニッキー・ミナージュは、これに対する不満をツイートしていた。「すごくスリムな女性を称えるビデオなら、ビデオ・オブ・ザ・イヤーにノミネートされるのよ。私だっていつも自信満々なわけじゃない。なんだか疲れたわ。黒人女性はこれだけポップカルチャーに貢献してるのに、ほとんど評価されない」
この発言を受けて、今回マイリー・サイラスは『ニューヨーク・タイムズ』紙に次のように語っている。「開かれた心で愛をもって行動すれば、みんなが耳を傾けてくれるだろうし、私もリスペクトするわ。でも、怒りから来た発言には共感できない。それに彼女の怒りは『みんな、私は大きな問題に不満を感じているの』っていう感じではないわよね。結局、自分のことだもの。意地悪に聞こえるかもしれないけど、『欲しかった賞をもらえなかった』っていう愚痴よね」
これを受けて、“Anaconda”でベスト・ヒップホップ・ビデオを受賞したニッキー・ミナージュは、司会進行を務めるマイリー・サイラスに授賞式で次のように語っている。「それから、こないだ取材で私のことをあれこれしゃべってくれたビッチのことなんだけど。マイリー、何なのよ」
ニッキー・ミナージュは、テイラー・スウィフトとの間でも論戦を巻き起こしていた。
ニッキー・ミナージュは、「“他の”女の子たちのビデオが記録を破ったり、カルチャーにインパクトを与えたりすると、ノミネートされるのにね」とツイートし、テイラー・スウィフトは自分のことを言われていると思ったようで、次のように返している。「あなたのことが大好きだし、応援してるわ。女同士の争いをけしかけるなんて、あなたらしくない。たぶん、あなたの分のノミネートは、男たちの誰かがかっさらっていったのよ」
そして、自分がビデオ・オブ・ザ・イヤーを受賞したら、一緒にステージに上がってほしいと誘ったテイラー・スウィフトに対し、ファンが「あなたを賞賛し、手助けしてるメディアは人種差別主義よ。“女の子全員の味方”であることを彼らへの批判を避ける口実に使わないで」と投稿すると、ニッキー・ミナージュは、後にこれをリツイートしている。
しかし、その後、テイラー・スウィフトはニッキー・ミナージュに謝罪し、ニッキー・ミナージュもそれを受け入れており、MTVビデオ・ミュージック・アウォーズでは共演を果たしている。
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