Danny North / NME

Photo: Danny North / NME

ザ・キラーズは最新の『NME』の表紙を飾っており、最新作『ワンダフル・ワンダフル』やグループ・カウンセリング、ドナルド・トランプ米大統領などについて語っている。

インタヴューの中でザ・キラーズは、世間の風向きが変わってしまったことで、政治に無関心ではいられなくなったことについて語っている。最新作からのシングル“Run For Cover”には、バンドにとって初となる明白な政治への言及が含まれており、歌詞の中では不正行為をはたらく政治家や「フェイク・ニュース」への言及がされている。

「以前にも増して好奇心がそそられているかもしれないな。昔よりもニュースをチェックしているんだ」とフロントマンのブランドン・フラワーズは『NME』に語っている。「政治に影響を受けていないなんてことは言えないわけでね。政治は少しずつ染み渡っているものだから。これからトランプが、ありとあらゆることを成し遂げようとしているだなんて想像したくもないよ。他に言葉が見当たらないから言うけど、本当にデタラメの数々だからね。こんな人物が選挙で選ばれたなんて恐ろしいけど、ドナルド・トランプが罷免されるか、3年後にマシな人物に交代するっていうことを僕は信じるしかないんだ。3年じゃ壁は建てられないだろうからね」

ザ・キラーズはまた北朝鮮による核戦争の危機が差し迫っていることについても言及している。「そうならないことを祈るけど、北朝鮮はオバマの時代から威嚇してきていたわけでね」とブランドン・フラワーズはフラワーズは続けている。「今はまさに、オバマがそうだったよりもアグレッシヴな男がいるわけだからね」

ドラマーのロニー・ヴァヌッチィもまたドナルド・トランプ大統領について決してポジティヴとは言えない見解を示している。「上辺だけを見てもあいつはクレイジーな人物に見えるし、その職にも合ってなさそうだよね。マジでトチ狂ってるんだよ」

ザ・キラーズは先日、ブリクストン・アカデミーで異例の小規模となるライヴを行い、新曲やレアな楽曲を披露し、俳優のウディ・ハレルソンをステージに招いている。

ブリクストン・アカデミーでの小規模のライヴは、今年7月のハイド・パークでのヘッドライン公演に続くものとなっている。バンドは9月22日にニュー・アルバム『ワンダフル・ワンダフル』をリリースする予定となっている。

ザ・キラーズはこのブリクストン・アカデミーでの公演でジョイ・ディヴィジョンの“Shadowplay”をカヴァーしたほか、『ホット・ファス』収録の名曲“Andy You’re A Star”と『ソーダスト』のレア曲“Sweet Talk”を2009年ぶりに披露している。バンドはまた、ウディ・ハレルソンによる紹介から新曲である“The Calling”を披露している。

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