ギタリストのトム・モレロは最新のインタヴューの中でオーディオスレイヴの未発表音源をリリースする可能性について語っている。
オーディオスレイヴは今年1月、ドナルド・トランプ米大統領の就任に合わせてロサンゼルスで11年ぶりとなる一夜限りのライヴを行っている。その後、フロントマンのクリス・コーネルは今年5月に自殺のために亡くなっている。享年52歳だった。
プロフェッツ・オブ・レイジの初となるフル・アルバムのリリースも控えているトム・モレロは、音楽サイト「ミュージック・レーダー」のインタヴューでオーディオスレイヴの未発表音源が今後日の目を見ることはあるのかと訊かれて、次のように答えている。
「そうなることを願ってるよ。素晴らしいオーディオスレイヴの音源が保管されているんだ。本当に悲しいよね。もっとオーディオスレイヴとしてのライヴをやることだったり、そうした音源をリリースすることだったり、そう遠くない将来で何かを一緒にやろうと話していたんだ」
また、トム・モレロはクリス・コーネルのギター演奏について次のように語っている。「彼は非常に素晴らしくて、オーソドックスではないソングライティングの才能を持っていたんだ。その一部はビートルズにようであり、また一部はブラック・サバスであるというよなね。それに、彼には4拍子ではない体内時計があってね。それは彼がコード進行で貢献してるオーディオスレイヴの曲にも出てるものなんだ」
「オーディオスレイヴの曲の中で演奏が最も難しいものの一つが“Like A Stone”のブリッジなんだ。これはクリスのコードでね。というのも、僕にとっては直感に反するものなんだけどさ。クリスはとてもユニークなコードを使う傾向があって、それが美しい音楽を生み出し、その上に彼はゴージャスなメロディーを紡いでいくんだ。今になっても俺はステージ上でカンニングペーパーを見なきゃいけなくて、クリスの追悼のために“Like A Stone”を演奏した時もそうだったんだ。ちゃんとブリッジで失敗しないようにしなければいけなかったからね」
今年6月にドイツのロック・アム・リングにプロフェッツ・オブ・レイジとして出演した際、バンドはシステム・オブ・ア・ダウンのフロントマンであるサージ・タンキアンをゲストに迎えて、オーディオスレイヴの“Like A Stone”を披露している。
その時の模様はこちらから。
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