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ブロッサムズは「壮大な」ニュー・アルバムの進捗について語っている他、ポール・ウェラーやアークティック・モンキーズのアレックス・ターナーからもらったアドバイスを明らかにしている。

ブロッサムズはレディング&リーズ・フェスティバル2017でメイン・ステージに登場する前に『NME』のインタヴューに応じており、彼らは「アップビートな」新作に収録される楽曲の制作をほとんど終えており、新作には「クラシックなポップ・ソング」が詰まっていることを明らかにしている。

「まさに完成したって感じなんだ」とフロントマンのトム・オグデンは『NME』に語っている。「12曲くらいあって、アルバム1枚には普通それで十分なんだけど、もう少し何曲かやってみようとしているんだ。もしも、僕たちが他にもバンガーを生み出せたら、誰も文句を言ったりしてこないだろうからね。言っている意味はわかるよね? すごく健全な状況だよ。真っ当なアルバムって感じなんだ」

新作における歌詞のインスピレーションについて訊かれると、トム・オグデンは次のように答えている。「生きていると、いろんな人が現れては消えていくわけでさ。だから、僕は人間関係について書くことが多いんだ。何曲かは過去の失恋が影響を与えている。だって、誰しもが失恋から常に何らかの影響を受けているわけだからね。ここ1年、そういう感情は経験していないから、ポジティヴな楽曲もあるよ。物事がうまくいかない時よりも、どれだけのめり込んでいるかかってことを書く方が難しいっていつも思うんだ。卑屈に聴こえないようにしなくちゃいけないしね」

ドラマーのジョー・ドノヴァンは次のように述べている。「トムはかなり強力な歌詞を書くようになったと思うんだ。既にやったものじゃないってことじゃないんだけど、今はよりクレヴァーになってるんだよね」

さらにバンドが急速な成功を収め、レディング&リーズ・フェスティバルでも大きな扱いをされているにもかかわらず、究極のゴールは長く活動することだと語っている。そして、この考え方は非常に有名な同業者から影響を受けたという。

「アルバムが成功するやいなや、みんなが『どうやってお祝いしたの?』って感じのことを尋ねてきたんだけどさ。僕としては『これが本当の仕事が始まりだよ』って感じで答えてたんだ。仕事に戻って、曲を書き続けなきゃならないっていうね。だって、それが僕がやったことなんだからさ。ツアーから家に戻るたびに、僕はただ曲を書いていた。分かってたんだ。僕は怠け者じゃないしね。それを追求したんだよ」

ジョー・ドノヴァンは次のように続けている。「アレックス・ターナーとポール・ウェラーからアドバイスをもらったんだ。たまたま鉢合わせした時に、アドバイスを求めたんだけどね。彼らは必ずこういうことを言うんだ。『曲を書き続けて、没頭しなきゃいけない』ってね。誰もが『成功している気分はどう?』ってことを訊いてくる。僕たちはメインのステージで最後から3番目に演奏をすることになるわけだけど、僕たちにとって『成功している』っていうのはたくさんのアルバムを出していて、それでもメインのステージに立っているってことだからね」

さらに、ブロッサムズは『NME』に対して、2019年のレディング&リーズ・フェスティバルでヘッドライナーを務めたいという願望についても明かしている。

ブロッサムズは、アリアナ・グランデの公演でテロの被害を受けたマンチェスター・アリーナの再オープン公演にも出演が発表されていて、ノエル・ギャラガー、ザ・コーティナーズなどとともに出演する予定となっている。

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